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SF的映画レビュー

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ネタバレだらけの散文のようなレビューです。 旧作から新作、往年の名作から変なサメ映画までいろいろレビューしていきます。
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2019年3月の記事一覧

ジェット旅客機 vs ナチス戦闘機【エアポート2015 (2015】)ネタバレ有

謎の乱気流の向こうは1940年ドイツ上空でした。 ダラスからロンドンに向けて飛び立ったAI42便。突如、目の前に現れた巨大な雷雲を抜けると、地上の街は炎に包まれていた。そして、複数の爆撃機が機体を取り囲んだ。機長は無線で助けを求めるが、繋がった先は管制塔ではなく、連合国軍の伍長を名乗る男。時は、ヒトラーが進撃する第二次世界大戦中であった…。(Amazon説明より) アイデア一発勝負とはまさにこの事。 あらすじでコレでもかとワクワクさせてくれますが、やっぱりこのタイトルとい

映画:シティーハンター (1993)

「俺の名前は冴羽獠!」 いやいや、あんたジャッキー以外の何者でもないよ! シティーハンターの事はよくわかりませんが、石丸博也の声で喋る冴羽獠が本来ならあり得ないのは知っています。 そんでもって本作はもう頭を抱えるくらいコテコテのSEを使いまくったコメディアクションと雑なストーリー、そして漫画的表現でジャッキー・チェンといういろんな意味で濃すぎる一品。 漫画原作映画としてはアレかもしれませんが、ジャッキー映画としてはなかなか見所が多く、サービスたっぷりにジャッキーアクションを堪

映画:ニンジャバットマン (2018)ネタバレ有

開始早々アーカムアサイラムは時空転移装置とかなんとかで丸ごとタイムリープ!時は戦国!大体の連中はバットマンより一足早くこの地に馴染んでる。 そして始まるのは恒例のバットマンvsジョーカー! …そんなストーリーにはあまり惹かれなったけれどアニメを製作するのがあの「神風動画」なら話は別だ。あのアニメ版ジョジョで濃すぎるオープニングを作った連中が作り出す長編アニメは劇場で見なきゃ損だ! そして仕上がったものは終始ハイテンションであらゆる日本的な要素をぶち込み、闇鍋の如くチャンポンし

映画:2001年宇宙の旅 IMAX版 (2018)

圧倒的な音の宇宙 2001年宇宙の旅。それはSF映画の金字塔であり映像的にも作品的にも風化しない奇跡の作品だ。もちろん僕も大好きな作品だ。 まぁ僕が本作について語らなくても、腐るほど語られている作品なので今回はIMAX版はどうであったかという所だけの感想です。 僕はこれまで2001年は2回劇場で見ている。両方「午前十時の映画館」で上映された時だ。(一つは六本木で一番前の席で見た。もう一つは友人を誘ったが寝てた。)その時もその圧倒的な迫力と音楽に驚いたが、今回のIMAXは格が違