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リモートワーク移行で変わる街選びの基準

新型コロナ禍を経て社会は変わる。変わらなければならない。しかし、変えたくない。変わると困る。さまざまな意見がある。すでに多数予想が出ている「街選び」について、今後のトレンドを予想すると、郊外や地方への転出は増えず、ますます職住近接が進み、再開発に成功した郊外エリアを含め、一部の人気の街への人口集中が進み、不動産は価値ゼロ・価値ありに二極化する。

厳密には賃貸と持ち家、既婚・未婚(妻の意識)、趣味・志向によって変わるが、大きな流れとして予想するため、「持ち家の夫婦共働きパワーカップル以上〜未満」を想定する。いま一番厳しい、世帯年収1000万円以下の「パワーカップル」になれない共働き家庭は、新型コロナ禍による年収ダウンの見通しから、いっそ仕事を辞め、「専業主婦(主夫)」になろうかと苦悶しているはず。実際、日々悩んでいるからこそ言いたい。国や経済界の思うツボに嵌るな

資本主義社会では、学歴と年収こそ人の価値である。企業に勤めて年収を上げるか、副業を始めて実収入を上げるか、選択肢は2つあるが、「パワーカップル」は現代日本の成功者であり、誰もがパワーカップルを目指さなくてはならない。そんなパワーカップルが選ぶ街とは?

・新宿・渋谷・東京・丸の内まで乗り換え0〜1回の駅の主要改札から徒歩6分以内(人によっては横浜・大宮・幕張などバリエーションあり、バス本数多数の場合に限り、バス6分以内も可)

・駅または自宅から徒歩数分以内に認可保育園多数

・エリア内に大型公園多数、図書館あり

・学習塾、子ども向けのお稽古ごと教室多数

・比較的最近開通した高速道路のICまで車で5分以内

・国立小学校の通学範囲、有名私立小学校のスクールバス発着駅

全体的な傾向は、新型コロナ禍前と変わらない。この条件をほぼ全て満たすし、確実に資産価値が保たれるエリアとなると、やはり東京都中央区や江東区の湾岸エリアのタワーマンションが筆頭に上がる。数回しか訪れた経験がないが、高校3年生のとき、ゆりかめもから見た光景が忘れられない。新しい街が始まると感じた。同様に、横浜・みなとみらい地区も非常に心地いい。空の青さと海のコントラストは、疲れを吹き飛ばす。

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内陸部なら、川崎から東京まで広がる多摩ニュータウン、小田急線または中央線沿い、横浜勤務なら相鉄線沿いの各駅の徒歩圏内が妥当か。茨城県の取手も穴場だと聞いた。ただし、一般的な国道16号内だと、物件価格はそこそこ高い。私鉄各線の速度が遅いため、都市部への通勤には不向きだったが、フルリモートワーク勤務なら問題ない。

現時点で、ロードサイドにケーズデンキ、駅周辺またはショッピングモール内にカルディコーヒーファーム、スターバックスコーヒーまたはタリーズコーヒー、自分が子どもに行かせたい全国(関東)チェーンの予備校・習い事教室が出店しているエリアの駅近物件なら、まずハズレはない。逆に、車で20分以内にケーズデンキもカルディも存在しないエリアは今後急速な過疎化の危険があり、特にリモートワーク層には、スタバ的な長居できるスポットのある駅またはショッピングモールに近い物件が好まれるようになる。

・(リモートワーク必須条件)駅ビルまたはショッピングモール徒歩5分以内※カフェまたは無料スポットがある場合に限る

現状、駅の設備はマチマチだが、リモートワーク移行でたまにしか出社しない人が増えるほど、ますます「駅」と「ショッピングモール」がにぎわいの中心となり、駅・公園・ショッピングモールの複合一体開発に成功した街と、どれかが抜けた街、そもそも開発をしていない街の差が広がる。特に女性にとってカフェやケーキ屋は死活問題だ。

・(リモートワーク必須条件)自宅から徒歩5分以内に散歩スポットがある

条件を並べると、やはり理想は「HARUMI FLAG」であり、「シティタワー所沢クラッシィ」の強気な価格設定は当然と思える。

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結論として、リモートワーク必須条件「駅ビルまたはショッピングモール徒歩5分以内」の立地を選ばなかった非パワーカップルは、経済界が推奨するリモートワーク制度はないものとみなすか、カフェに癒やしを求める自分自身を変えるしかない。

リモートワーク勤務は成果を出し続ける必要があり、環境とモチベーションが成果を左右する以上、仕事を辞めたほうがいいのではないかと思いがよぎる環境では続けられず、それが介護看護・教育を家庭に押し戻し、女性Shineを目指す経済界の狙いであろう。




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noteでは、街・人・お金に関する情報を中心に発信します。いま、社会は変革の時代を迎えています。東京・神奈川中心に、県境を組み直す時期でしょう。