大阪再発見【ＪＲ大阪環状線を歩く(その１) 】
ＪＲ大阪環状線の駅は全部で19。その地域の雰囲気を味わうとともに、懐かしい光景を探りながら歩いてみた。
午前８時 大阪駅をスタート
環状線の「内回り」を線路沿いに歩く。まずは「梅三小路」を抜ける。
「梅三小路」。飲みに来たくなるような店舗が並ぶ。
「梅三小路」を抜けると、大阪駅のすぐ側とは思えない閑静な通りに出る。
「高速道路がビル（ＴＫＰゲートタワービル）を突き抜ける」これが大阪の名物のような光景となった。平成元年の道路法改正で創設された「立体道路制度」適用第１号。
ラグザ大阪のモニュメントは、環状線からも見える。
「売れても占い商店街」。たくさんの占い師がいる商店街。そう言えば、石切神社の参道も占い師が多かったなぁ。
福島駅
「ＯＫ２番街」なんとも響きがレトロ。昭和感早くもＭＡＸ。
高架線路下の店舗にも味わいがある。
岡松（こうしょう）寺（法華宗）。1981年建立なのでお寺としてはピッカピカ。
阪神本線を潜る地下道があり、ここを通って行く。
阪神電車が通過（亀甲歩道橋から）
「亀甲歩道橋」は大阪環状線と阪神線を見ることができ、「撮り鉄」には知られた場所。しばらくは通過する電車を見送るのもいい。
「大阪中央卸売市場」の最寄り駅、野田駅にやってきた。柱には「市場」感が溢れ、一方、喫茶「セレーネ」の名が哀愁を漂わせ、このアンバランス感が最高だ。
何の魚かな？マグロ？（呑ん兵衛のおじさんには、刺身になった方が良く分かるんだよな！）
西九条駅にやって来た。う～ん。なんとも駅直結の飲み屋に興味が沸いてしまう。
西九条は、大阪環状線と阪神なんば線の駅がある。
安治川に突き当たった。ここは大阪環状線の鉄橋だけで、人が渡る橋はないので左折する。
左に安治川隧道の建物が見える。鉄橋は阪神なんば線だ。
安治川の川底を通る「安治川隧道」。西区と此花区を結ぶ日本初の沈埋トンネルで1944年（昭和19）完成。トンネル内には警備員がいる。
弁天町のビルが見えてきた。（左が大阪ベイタワー）
弁天町駅。ひまわりの絵がガード下を明るくしている。
なぜか大阪ベイタワーとフェニックスが良く似合う。
高層ビルと高架線路下の飲み屋の対比がいい。ビル中で凝った心も体も居酒屋でほぐされよう。
ガード下の建物のレイアウトがgoodだな。夜のネオンとカラオケが想像を掻き立てる。
「繁栄商店街」これも昭和らしい名だ。昭和時代に商店街の名前を募集したら、８割の人が揃って『繁盛』か『繁栄』と言いそうだ。
民家の路地を通り抜ける。かつて「めんこ」や「べーゴマ」で遊んでいた子供たちの声が聞こえてきそうだ。壁に貼られた選挙ポスターでさえも路地裏に花を添える。
午前11時 大阪ドームが目の前に迫ってきた。＜その２に続く＞この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？