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新詰め将棋 その24:頭の体操:七手詰め詰め将棋
2023年12月18日作成
REV6
ソフトウエア工房孫風雅です。
ブログ投稿しています。複数画像付き等最終版は此方から、ご覧ください。
今回も、七手詰め詰め将棋挑戦という事で、より実践的な詰め将棋の棋譜を考えてみたいと思います。
詰め将棋が通常の将棋と異なるのは、攻めて・守りての手を自分自身で全て考えて、詰め状態に至る道筋を明らかにする事です。
今回も、より本格的な七手詰めの詰め将棋を取り上げます。
五手詰めからだと二手増えるだけですが、詰め将棋の投稿を始めた頃の三手詰めから考えると、(三手*二)+一となり、三手詰めより倍以上の手数・複雑さになります。
尚、詰め将棋を始められる方は、詰め数が小さいものから取り組まれる方が良いと思います。詰め数が大きいと、その分、手筋が沢山ある場合が通例であり、容易には正解に行きつけない事があり得ます。
手筋というのは手数ではなく組み合わせの棋譜筋の数です。(詰み数が大きくなるとそれだけ手筋のパターンや方路が複雑化します)
では具体的な詰め将棋の棋譜を見ていきましょう。
講師自身自分で詰め将棋を作成する事もできますが、時間の関係で、引き続き、日本将棋連盟さんの”次の一手”という情報を引用させて頂こうと思います。
⑳④詰め将棋問題その24(七手詰め)
今回も、より本格的な七手詰めにチャレンジしてみましょう。
状況:七手詰めです。持ち駒はありません。4二に銀、4三に龍(飛の成)と3二にと金、2五に桂の先手側・攻めて側の駒配置で、守りは相手玉が1二の位置にあり、2四と1四に各々歩、2一に桂の布陣です。相手の持ち駒は、原題では記されていますが、関係ありませんので、省略します。
七手詰め問題その24
持ち駒はありませんので、配置されている自陣の駒と相手陣の駒とを見比べて、強い守りの箇所と、そうでもない箇所とを見極めて、詰めに至るシナリオを考えましょう。
横に並んだ歩二枚は攻めるのは簡単に見えますが、逆に守りにもワンクッションあり、相手方の攻撃を弱いですが、一応遮断できます。
ただ、同時にこの事は、玉がそこから出られない事を、意味しています。
即ち、攻め側としては、横二枚に並んだ歩はそのまま生かして、玉を下側に降りてこれない様に考えるのが、スタンダードに思えます。
詰め数は五手詰めより二手多く七手詰めで、基本的な考え方は同じと思いますが、然しながら、詰め手数が七と五を超えているので、ジックリ手筋と駒配置・手駒等を確認・検討する必要があると思います。
以下、詰めに至る打ち手順です。
1三桂なり金で王手
同桂
2三龍(飛の成)で王手
同玉
3三銀成り金で王手
1二玉
2二と金(歩の成)での王手で詰みです。
以上の七手詰みです。
皆さんは、将棋や囲碁を嗜まれておられるでしょうか?
講師の経験が、皆様のお役に立てれば幸いです。