W杯バレーボール日本女子、下剋上ならず!
REV20
ブログ投稿しています。複数画像付き等最終版は此方から、ご覧ください。
皆さんも、ご存じとは思いますが、表題の通り、残念ながら、バレーボール日本女子代表は今回のW杯で同じグループ内2位の位置を確保できず、パリオリンピック出場権は得られませんでした。
少し、講師なりのこの結果への解説を行ってみたいと思います。
先ずはデータの確認です。
日本の属するグループの国と各国のランキング
トルコ : 1
ブラジル : 4
ベルギー : 12
ブルガリア : 16
アルゼンチン : 19
プエルトリコ : 22
ペルー : 29
日本 : 8
W杯の勝敗結果(日本の属するプールのみ表記)(国名前の数値は今大会での勝ち星数です)
7トルコ : 1位
6ブラジル : 2位
5日本 : 3位
4プエルトリコ : 4位
3アルゼンチン : 5位
2ベルギー : 6位
1ブルガリア : 7位
0ペルー : 8位
この結果を見ると、上位3カ国はランキング通りですが、プエルトリコとアルゼンチンが下剋上を果たした様です。(ランキング6位と7位のこの二国が今回の大会では4位と5位に入っています。特にプエルトリコは7番目のランキング(22位)からプール内4位にランクアップです)
単純に、下剋上は可能だが、そう簡単な事では無いというのが、この結果から読み取れると思います。
尚、同じプールの2カ国が下剋上を果たしているので、世界ランキングも変動が予測できます。
日本の属する同じプール内ではランキング上位2カ国以外は日本よりランキングが下の為、影響は無いと思いますが、問題は他の2プールで内での今大会での試合結果による変動です。
他のプールを含めた結果を確認すると現状、パリオリンピック出場権は以下の国が取得した模様です。(右のランキング順位は2023年9月15日時点のものです)
ドミニカ共和国 : 10位
セルビア : 2位
トルコ : 1位
ブラジル : 4位
アメリカ : 3位
ポーランド : 7位
フランス : 15位
ドミニカ共和国はプールAの振り分け(日本はプールB)で、日本より下位のランキングから出場権を得ています。所謂下剋上を成しえています。結果、ランキング変動の要因に思えます。
尚、現状のランキングを確認して、日本より上位且つ今回出場権を得られなかった国が2カ国あり、イタリアと中国になります。
パリオリンピック出場権は残り5枠なので、現状のままなら、三番目の枠で日本がパリオリンピックに出場できそうな感じですが、未だ不確定要素が多い気がします。
世界ランキングは、来年行なわれるネイションズ・リーグ予選ラウンドの結果を踏まえて来年6月17日に更新される予定の様です。
従って、来年開催される、ネイションズ・リーグの予選ラウンドで3位までに入れれば(パリオリンピック出場国は除外して)、日本は晴れてパリオリンピック出場となる様です。
日本代表の最後の二戦をTVで観戦しましたが、やはり、くじ運が悪いという気がしましました。
ランキング1位のトルコに敗れた後、前日3-0で相手国を下したブラジルとの一戦というのは、やはり荷が重かったと思われます。
負て、気落ちしているところに、前日完勝して意気が上がっているチームであり・上位ランキングの国に当たるというのはやはり、分が悪いとしか言いようがない気がします。
結果的にはブラジルとはフルセットの惜敗なのですが、見ていて、あまり勝つチャンスがあった様には講師には見えませんでした。むしろ、前日のトルコ戦の方が最初のセットを奪取し、三セット目も立ち上がりは良いところまで先行できていたので、二セット取れれば番狂わせできるのではと思って見ていましたが…。
まだまだ暑い今日この頃、皆さんはどの様にお過ごしでしょうか?
講師の経験が、皆様のお役に立てれば幸いです。
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