新詰め将棋 その2:頭の体操:七手詰め詰め将棋
REV8
ブログ投稿しています。複数画像付き等最終版は此方から、ご覧ください。
今回より、七手詰め詰め将棋挑戦という事で、より実践的な詰め将棋の棋譜を考えてみたいと思います。
という事で、タイトルを表題の様に一新しました。
詰め将棋が通常の将棋と異なるのは、攻めて・守りての手を自分自身で全て考えて、詰め状態に至る道筋を明らかにする事です。
今回より七手詰めの詰め将棋を取り上げます。
五手詰めからだと二手増えるだけですが、詰め将棋の投稿を始めた頃の三手詰めから考えると、(三手*二)+一となり、三手詰めより倍以上の手数・複雑さになります。
尚、詰め将棋を始められる方は、詰め数が小さいものから取り組まれる方が良いと思います。詰め数が大きいと、その分、手筋が沢山ある場合が通例であり、容易には正解に行きつけない事があり得ます。
手筋というのは手数ではなく組み合わせの棋譜筋の数です。(詰み数が大きくなるとそれだけ手筋のパターンや方路が複雑化します)
では具体的な詰め将棋の棋譜を見ていきましょう。
講師自身自分で詰め将棋を作成する事もできますが、時間の関係で、引き続き、日本将棋連盟さんの”次の一手”という情報を引用させて頂こうと思います。
②詰め将棋問題その2(七手詰め)
今回も、より本格的な七手詰めにチャレンジしてみましょう。
状況:七手詰めです。持ち駒は銀二枚です。4二に飛のみの先手側・攻めて側の駒配置で、守りは相手玉が2一の位置にあり、3四に金、2四に歩の布陣です。相手の持ち駒は、原題では記されていますが、関係ありませんので、省略します。
七手詰め問題その2
相手玉を含めて計4枚の極少の布陣です。こういった場合、自由に動ける空間が大きい為、相手玉を逃がさない様に熟慮が必要です。
4二飛で玉を一見抑えている様に見えますが、3一玉と寄せられると、持ち駒の銀のみでは王手をしながら飛を守る事は不可能に思えます。
従って、相手玉に3一とよらせずに、飛の利き筋(縦横)を生かして詰めるのがスタンダードな攻め方に思えます。
詰め数は五手詰めより二手多く七手詰めで、基本的な考え方は同じと思いますが、然しながら、詰め手数が七と五を超えているので、ジックリ手筋と駒配置・手駒等を確認・検討する必要があると思います。
以下、詰めに至る打ち手順です。
2二銀打ちで王手
1二玉
2一銀打ちで王手
2三玉
1三銀成(成金)で王手
同玉
1二飛成(龍)で王手の詰みです。
以上の七手詰みです。
詰めに至るアイデアとしては、初手の2二銀打ちで相手玉が飛に寄られるのを防いで、詰みの手筋を確立しています。
皆さんは、将棋や囲碁を嗜まれておられるでしょうか?
講師の経験が、皆様のお役に立てれば幸いです。
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