新詰め将棋 その15:頭の体操:七手詰め詰め将棋
REV9
ブログ投稿しています。複数画像付き等最終版は此方から、ご覧ください。
今回も、七手詰め詰め将棋挑戦という事で、より実践的な詰め将棋の棋譜を考えてみたいと思います。
詰め将棋が通常の将棋と異なるのは、攻めて・守りての手を自分自身で全て考えて、詰め状態に至る道筋を明らかにする事です。
今回も、より本格的な七手詰めの詰め将棋を取り上げます。
五手詰めからだと二手増えるだけですが、詰め将棋の投稿を始めた頃の三手詰めから考えると、(三手*二)+一となり、三手詰めより倍以上の手数・複雑さになります。
尚、詰め将棋を始められる方は、詰め数が小さいものから取り組まれる方が良いと思います。詰め数が大きいと、その分、手筋が沢山ある場合が通例であり、容易には正解に行きつけない事があり得ます。
手筋というのは手数ではなく組み合わせの棋譜筋の数です。(詰み数が大きくなるとそれだけ手筋のパターンや方路が複雑化します)
では具体的な詰め将棋の棋譜を見ていきましょう。
講師自身自分で詰め将棋を作成する事もできますが、時間の関係で、引き続き、日本将棋連盟さんの”次の一手”という情報を引用させて頂こうと思います。
⑮詰め将棋問題その15(七手詰め)
今回も、より本格的な七手詰めにチャレンジしてみましょう。
状況:七手詰めです。持ち駒は銀と桂一枚づつです。5三に角、3三に竜(角の成)、3五に香の先手側・攻めて側の駒配置で、守りは相手玉が2二の位置にあり、3一に桂、1一に香の布陣です。相手の持ち駒は、原題では記されていますが、関係ありませんので、省略します。
七手詰め問題その15
攻め手が角2枚(内一枚は成りの竜)と香しかなく、持ち駒も、銀と桂二枚で、攻め手が左手から、守りは右隅となっていて、攻めと守りとが交錯、乃至は互角か若干攻め手有利と感じられます。
ただ、相手も守り駒が香と桂の飛び道具の為、場合によっては思わぬ力を発揮する可能性があります。
要するに、寝た子を起こさずに、相手玉を詰め切ることが肝要です。
前回もコメントしましたが、相手の駒を旨く利用し、相手玉の動きを制限し、詰めに至らせるという事になります。勿論、相手駒を王手をしながら、取るという選択肢もあると思います。
詰め数は五手詰めより二手多く七手詰めで、基本的な考え方は同じと思いますが、然しながら、詰め手数が七と五を超えているので、ジックリ手筋と駒配置・手駒等を確認・検討する必要があると思います。
以下、詰めに至る打ち手順です。
2三銀打ちで王手
同桂
2二馬で王手
同玉
3一(角成)馬で王手
1二玉
2四桂打ちでの王手で詰みです。
以上の七手詰みです。
皆さんは、将棋や囲碁を嗜まれておられるでしょうか?
講師の経験が、皆様のお役に立てれば幸いです。
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