新詰め将棋 その20:頭の体操:七手詰め詰め将棋
REV3
ブログ投稿しています。複数画像付き等最終版は此方から、ご覧ください。
今回も、七手詰め詰め将棋挑戦という事で、より実践的な詰め将棋の棋譜を考えてみたいと思います。
詰め将棋が通常の将棋と異なるのは、攻めて・守りての手を自分自身で全て考えて、詰め状態に至る道筋を明らかにする事です。
今回も、より本格的な七手詰めの詰め将棋を取り上げます。
五手詰めからだと二手増えるだけですが、詰め将棋の投稿を始めた頃の三手詰めから考えると、(三手*二)+一となり、三手詰めより倍以上の手数・複雑さになります。
尚、詰め将棋を始められる方は、詰め数が小さいものから取り組まれる方が良いと思います。詰め数が大きいと、その分、手筋が沢山ある場合が通例であり、容易には正解に行きつけない事があり得ます。
手筋というのは手数ではなく組み合わせの棋譜筋の数です。(詰み数が大きくなるとそれだけ手筋のパターンや方路が複雑化します)
では具体的な詰め将棋の棋譜を見ていきましょう。
講師自身自分で詰め将棋を作成する事もできますが、時間の関係で、引き続き、日本将棋連盟さんの”次の一手”という情報を引用させて頂こうと思います。
⑳詰め将棋問題その20(七手詰め)
今回も、より本格的な七手詰めにチャレンジしてみましょう。
状況:七手詰めです。持ち駒は桂と香一枚づつです。4三に歩の成金、4四に角の先手側・攻めて側の駒配置で、守りは相手玉が1三の位置にあり、1一に香、1四、2四、3五に各々歩の布陣です。相手の持ち駒は、原題では記されていますが、関係ありませんので、省略します。
七手詰め問題その20
持ち駒が桂と香の各一枚づつあり、共に所謂飛び道具の為、使いどころ・順番がが肝心な気がします。守りは香が一枚に、後は歩のみの為、比較的考えやすいのではないかと思えます。
守りの王の頭の先のある、各々歩を動かさせずに、香の縦筋を生かさせず、攻め切ることが肝要かと考えます。
詰め数は五手詰めより二手多く七手詰めで、基本的な考え方は同じと思いますが、然しながら、詰め手数が七と五を超えているので、ジックリ手筋と駒配置・手駒等を確認・検討する必要があると思います。
以下、詰めに至る打ち手順です。
2五桂打ちで王手
同歩
2二馬(角成)で王手
同玉
2四香で王手
1三玉
2三金(銀成り)での王手で詰みです。
以上の七手詰みです。
皆さんは、将棋や囲碁を嗜まれておられるでしょうか?
講師の経験が、皆様のお役に立てれば幸いです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?