詰め将棋2024年版 :頭の体操:七手詰め詰め将棋:番外篇その3(三手詰め詰め将棋の振り返り)
2024年11月21日作成
REV4
ブログ投稿しています。複数画像付き等最終版は此方から、ご覧ください。
皆さん、当方の詰め将棋関連投稿は、お楽しみ頂いていますでしょうか?
これまで、詰め将棋の題材に対する多少のコメントと詰みに至る手順のみを公開させて頂いていると思いますが、皆さんは、ご自身で詰め将棋を解けるように、なられたでしょうか?
現在、投稿では七手詰めの将棋の題材を取り上げさせて戴いていますが、当初は三手詰めの題材を掲げ、次いで五手詰め、そして現在が七手詰めとなっています。
何度かコメントさせて頂いていると思いますが、七手詰めと当初の三手詰めでは倍以上の詰め手数が異なります。
そこで、現在地点を認識する上でも、過去の取り組みであった三手詰め・五手詰めの題材を再度取り上げて、現在、皆さんが七手詰めに挑戦されている場合は所謂箸休めや現状の詰将棋の力の確認を行えるようにしてみたいと思います。
という事で、今回の番外編では三手詰めの新たな題材を新たなテーマと共に取り上げてみたいと思います。
番外編その2では持ち駒なしの題材だった為、三手詰めでしたが、少し難しかったかもしれません。
そこで、今回は持ち駒に注目した題材を探してみました。(前回投稿時、次回は五手詰めと予告しましたが、前回の三手詰め題材があまり平易ではなかった反省から再度三手詰め投稿とさせていただきます)
通常通り引き続き、日本将棋連盟さんの”次の一手”を引用させていただき、尚且つ、テーマに即した公開詰め将棋題材を取り上げたいと思います。
尚、基本的な考え方やアプローチ方法は既に、三手詰めの投稿時と三手詰め詰め将棋の解き方考察詳細篇の二回の投稿時に既に明記させて戴いていますので、詰め数内の詰め方を明記させていただき、注意点などを付け加える形で追記させていただき、振り返りの一助となる様にさせて頂きたいと思います。
前投稿の最後に、今回は前回よりも難しい題材をとコメントしたのですが、実際に探してみて、その課題そのものが難しいと気が付きました。
というのは、三手詰めなので、手駒があると、その駒を原則使うため、一手消費されてしまいます。
題材の中には手駒が二つ有るものもあり、先手・攻め手の初手と詰め手の三手目を手駒の何方かで王手する、詰めるという事になります。
例え手駒が一つでも、初手か三手目で基本的に必ず手駒を使うことになります。
この点が解っていると、相当にどのように詰めていくかの手筋が限定的になってしまいます。
という事で、手駒無しの題材を前回選んでみたのですが、冷静に考えてみると、初めての方には逆に手駒無しが難しい題材になっつていたのではないかと思いなおしました。(という事で、今回、手駒が二枚の題材を敢えて探してみました)
詰め将棋2024年版 番外編その3(三手詰め)
今回も、初心にかえり三手詰めに再度チャレンジしてみましょう。
状況:三手詰めです。持ち駒は金と桂です。5二に龍の先手側・攻めて側の駒配置で、守りは相手玉が3一の位置にあり、3三に馬の守りの布陣です。相手の持ち駒は、原題では明記されていますが、関係ありませんので、省略します。
詰め将棋2024年版 番外編その3(三手詰め)
既に前出の様に三手詰めで手駒が二枚ですので、一手目と三手目は手駒を用いることに通常なります。
従って、各手駒で王手筋を先ずは確認します。
持ち駒:金
4一金打ちで王手
4二金打ちで王手
3二金打ちで王手
2一金打ちで王手
2二金打ちで王手
持ち駒:桂
4三桂打ちで王手
2三桂打ちで王手
三手詰めで考えると、玉の先にある3三の馬が、如何にも邪魔に感じます。
従って、邪魔な馬を移動させて、詰めに至る手筋が無いか考えると思います。
また現状、攻め手には龍が5二に配置されているため、この横の利き筋を生かす手筋が思い浮かぶと思います。
従って、邪魔な馬は数字の大きい側に移動させて、三手目の詰み手を邪魔させないことを思いつくのではないかと思えます。
結果、以下の詰み手筋の手順が結論として得られると思います。
4三桂打ちで王手
同馬
2二金打ちの王手での三手詰みです。
皆さんは、将棋や囲碁を嗜まれておられるでしょうか?
講師の経験が、皆様のお役に立てれば幸いです。