井戸から新居まで80mの道のり。夫婦でDIYで水道管埋設工事に挑む!
新居建設地には水がない。
「家を建てた後、水なしでどうやって暮らすの?」と自問自答を繰り返し、夫が出した結論は【井戸を掘る】。
そして、それを実際にやり遂げた、我が夫ながらとんでもない人だなと感じた出来事でした。
参照:大人の遊び、井戸掘り。重機を使って3日で井戸を掘った男の話。
この後、水のポンプアップを繰り返していたこともあり、かなり透明度が出た井戸の中の水。
この井戸まわりに新居を建てるのであれば、ここでやることは終わっていたのですが、井戸から新居を建てる場所までは80mの距離がありました。
水道屋さんやポンプ屋さんに相談したり、夫がYouTubeなどいろんな手法を使って調べに調べた結果、井戸からポンプで水を汲み上げ、その後に30cmの深さの溝を、約80m掘り、そこにパイプをつないで新居までつなぐことになりました。
すっかりその工程は専門職の方におまかせするのかと思いきや、
「来週、重機の予約したから来週には水道管つなげられるで」
と、堂々たる表情で笑顔を見せる夫。
「え?自分でやるの?」と戸惑う私をよそに「まあまた撮影しにきてやー」という感じで、こんな人だから木を伐るところからセルフビルドで家を作るということをやろうと思い、実現に向けて動けるんだよなと納得したのでした。
据え置きポンプの据付と、それのための台作りを夫がひとりで黙々とDIYで行なった後、レンタルの重機が敷地に到着するとともに、30cmの溝掘りがスタート。
いつも林業の道づくりで使う重機のサイズとはうってかわって、とっても可愛いサイズの重機での作業です。0.5トンなり。
夫が1日で80mの距離の30cmの溝を掘り、500kg以上の砂を用意し、翌日に妻の私も登場!
この砂はパイプ保護のため、溝にいれたパイプの上下に入れるんだそう。
この日は撮影兼ねて、久しぶりの夫婦で作業。
重機をレンタルする際は、いかに効率よく重機を使うかが肝なので、重機をなるべく休ます暇なく使うのが無駄なくレンタルするコツ…と夫婦して心構えていることもあり、夫はひたすら一輪車で砂を運んで撒いて、そこにパイプを入れて、さらにまた上から砂を入れて…。
そして、溝掘りのときに出していた土を使って、埋め戻しを行いますが、これは重機を使って行うので、力仕事ではない重機操作は私が担当。
そうこうして、ふたりでわいわいやりながら、1日で無事に水道管(パイプ)埋設も完了し、あとは水道屋さんに蛇口をつけてもらうところまでできました!
最初に夫がやると言う前まではどうなるのかイメージができていなかったのですが、いざやってみると、無理なくできて一安心。
80mのつないだパイプを通って、井戸からポンプで汲み上げた水が出てくるときの感動ったら、なんと表現していいものだろうか。
自分でやることの大きなメリットはここにあり、なんでも些細なことに感動できて、人生の幸福度や充実度があがるというのはある気がします。
さて、いい加減、水質検査しなくては…。
またこれも近いうちにYouTubeチャンネル「セイカの暮らし便り」にアップしますので、どうぞお楽しみに。
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