暴走ピノキオ

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最近の記事

太陽、自転車、ロサンゼルス

"That's a hard job"  レンタサイクル屋のおじさんは僕に言った。    サンタモニカからハリウッドまでの移動手段は何がいいのか昨日の夜に考えてみた。するとサンタモニカからハリウッドまで約22キロあることがわかった。日本では毎日通勤で約9キロほどの距離を自転車で走ってるから、なんとなくその距離や疲労を想像すると体力的にはできなくもない。    「よし、自転車で行ってみよう」と僕は翌朝サンタモニカピアにあるレンタサイクル屋へ足を運び、店のおじさんにハリウッド

    • Futuristic Geisha

      • AIartをoutputしてみたい。

        東京デザインフェスタに行った時のこと、一つのブースでレコードのジャケットだけを販売しているブースがあった。つまり中身のレコードは無くてそのレコードの紙のケース(ジャケット)のみの販売をしていて、デザインを自らしているデザイナーが自分で販売していた。しかし2千円くらいしたから購入を断念したんだけど、こういう商売ってMidjourneyとかCanvaとかで今ではすごく容易にできるんじゃないかと思う。もちろんオリジナリティについてはちょっと懐疑的ではあるけど。 自分みたいにデザイ

        • 幸福論 —どこでも住めるとしたら―

          「師曰く、人間にとって最適な住処は、自然に囲まれた環境である」と言われている。自然の中には、清新な空気や美しい景観があり、豊かな生態系や天然の資源が存在している。人間が快適に生活するために必要な多くの要素が、自然に備わっている。 さっき「ポツンと一軒家」というテレビ番組を観たが、毎回思うのは, 人はそれぞれ異なる価値観を持って生きているゆえに、不便な場所で買い物や通勤が大変な場所に住んでいても、人の目に触れられる事のない、誰にも干渉されないような場所で暮らすことが快適な人も

        マガジン

        • Midjourney
          0本
        • 読書ノート
          0本

        記事

          白銀ジャック  東野圭吾

          そう言えば、しばらくスキーもスノーボードもしてないなぁ・・・ 読んでいるうちに自分がスキー場にいて、スキーを滑らせるような状況を想像してしまった。 ん〜久々にスキーをしてみたくなったぞ! と、そんなお気楽な自分のことは置いといて、小説の中では爆弾をスキー場に埋めた犯人から脅迫状が届き、3千万円を支払わなければ爆弾を爆発させるとしてスキー場を窮地に追い込む事件が起きた。 ちょっと不思議だったのは、簡単にお金を用意できて、あっさり払い過ぎじゃないか?ということと、警察に通

          白銀ジャック  東野圭吾

          図書館の有用性と不登校児への利用価値

          なぜ図書館が不登校児にとってのフリースクールとして認識されないのか? これについては謎だ。 図書館は読書や知識収集を行うことができる場所であり、特に社会的に弱い層の人々にとって非常に重要な場所ではないだろうか? 不登校児のような子どもたちにとって、図書館は教育へのアクセスを提供することができ、学ぶ機会に恵まれにくい不登校状態を図書館を利用することで、学習体験を享受できる環境がある。さらに図書館には教育に関連する様々な資料や教材が揃っているため、不登校児にとって非常に有用なリ

          図書館の有用性と不登校児への利用価値

          教場   長岡弘樹

          そういえば、さいたま市に住んでいた頃、よく買い物に行ったステラタウンの近くに警察学校があった。そこは外から見られないように生垣が高く設けられており、外の世界とは遮断された特別な雰囲気の施設だった。あの生垣の内側には本書のような世界があるのだろうか?  とは言え、本書に出てくるような清廉潔白を装って実は裏で結構悪いことしてます。みたいな輩はほとんどいないと思うけど・・・  長編ミステリーを期待していたが、実際は各省ごとに警察学校の学生たちが代わる代わる主役となる短編型で構成

          教場   長岡弘樹

          マスカレードホテル 東野圭吾

          真犯人がどうのこうのよりも、次々と現れる一癖も二癖もある宿泊客との応対に赴きがあって、読んでいるうちに真犯人に対する興味も無くなってしまった。 そもそもすべての殺人事件が衝動的殺人ではなく計画的殺人にもかかわらず、容易に犯人推定されやすい状況を残すのは、なんだか小説らしいというか、リアリティがない。 あれだけ巧妙に計画殺人を企てたX4の動機が嘘みたいに短絡的。いやX4だけじゃない。すべての殺人が短絡的で、「そんなことで人殺すかよ」っていうくらいの幼稚なレベル。 大体、堕

          マスカレードホテル 東野圭吾

          二大政党制批判を批判してみる。

          一党優位多党制のメリットを書き連ねた著者だが、そのデメリットには触れられていないようなので、ここで明示してみようと思う。    自民党は1955年の党結成から続く55年体制を維持し、約8ヶ月間の政権を失う時期はあったものの、民主党に政権を奪われるまでは、ほぼ不変の政権与党として日本の政治を担ってきた、と同時に経済界の業界団体と癒着し、官僚とも癒着を極めた。つまり長い間一つの党だけが政権を担ってしまったがゆえに、あらゆる業界団体の利権が集中してしまい、特定の団体や官僚が利益を享

          二大政党制批判を批判してみる。

          悔い無き人生を

          遠い親戚のおばちゃんの末期がんが見つかり、とても悲しくて、だからと言ってどうしようもない。何をすればいいのかわからない。 人生は短い。 おばちゃんは69歳だから少し短い人生になってしまいそう。 悔い無き人生を生きるために、もっと広い世界をみよう。 人生を金に振り回されている場合じゃない。人生は短いんだから、やりたいことやっていくしかないんだよ。 YMOの高橋幸宏が亡くなったのもすごくショック。 YMOはよく聴いたし、なんならさっきもNICE AGEを聴いたけど、やっ

          悔い無き人生を

          はじまりのうた

           歌声を聴くまで全く気づかなかったけど、まさかまさかグレタの恋人役はマルーン5のボーカルじゃないか。しかもちょい役じゃなく、なかなか重要な役だから意外だし思い切った感あり。  プロディーサーのダンは過去の栄光にすがっているだけの酔っぱらいだし、食い逃げしちゃう程のロクデナシ。落ち目だけど憎めないが、残念ながら自分はダンに親近感も共感も起こらなかったな。  屋外でレコーディングしたり、PCを使ってDTMで音楽を編集してるとこが今っぽいくていいと思うけど、そんなにいい曲とも思

          はじまりのうた

          バラナシ④  インド編

          久美子ハウスでは、よくモクモク会が開かれている。つまりガンジャをみんなで吸っているわけだけど、部屋中が煙たくなる。  まぁ日本じゃないからいいのかなって思ってたけど、やっぱりインドでも違法みたい。  でも誰がどこから仕入れてきたのだろうか?韓国人たちが5人くらいいたけど、彼らも部屋にこもってモクモクやってるし、バラナシに来たらみんなやるんかなぁ。  実は1985年にマリファナは違法とされたにもかかわらず、大麻草の栽培は盛んで、北インド、特にヒマラヤ地域では小さな村々に大

          バラナシ④  インド編

          バラナシ③  インド編

          夜明け前に起きてバラナシの街を徘徊してみると、昼や夜とはまったく異なる表情をしていた。昼の喧噪は一体どこへ行ってしまったのかと思うほどひっそりと静まりかえり、まるで70年前の迷宮の中で野良牛だけがさまよっているような、とてもシュールな姿に感銘を受ける。 バラナシは不潔かもしれないが、美しい。  迷宮を抜けてガンジスへ向かい沐浴を試みる。  川の底には大きな石がゴロゴロしていて、その上に立ってみると足の裏がヌルヌルして気持ち悪い。  何度か頭から水の中へ潜り体を清めてい

          バラナシ③  インド編

          バラナシ②  インド編

           バラナシ駅に着くとオートリキシャーを捕まえてゲストハウスが密集している旧市街まで連れていってもらった。オートリキシャーというのはバンコクでいうトゥクトゥクに似ており、バイクの後ろに数人乗れるほどの座席が付いた小さな乗り物だ。元々その呼び名は日本の人力車から来ているらしいのだが、本来の人力の車の意味がこのインドまで辿り着いた頃に頭にオートが付いてしまって自動だか人力だかわからないような名前になってしまったようだ。オートリキシャーを日本語に直訳してみると「自動人力車」となり、1

          バラナシ②  インド編

          バラナシ① インド編

          ガンジス川、そこに神が住むという。  ヒンドゥ教徒にとってバラナシは聖地だ。そこにはガンジス川が流れ、その川岸にはガートと呼ばれる火葬場がいくつもあり、亡くなったヒンドゥ教徒の死体を燃やしているのだ。  無論、旅に出る前に訪れる予定の街を予習するわけだが、かつてバラナシ程期待を寄せてしまう街があっただろうか?  ガンジス川、ガート、人の死体  不謹慎なのは十分わかってはいるが、でも・・・でも・・・  人が燃やされているところを見たい!!!  旅の途中で仲間ができた

          バラナシ① インド編

          コルカタ① インド編

          世界を旅した人がインドに惹かれるというのはよく聞く話である。 本当にインドっていいの?──行ったことが無い人ならきっとこんな疑問が湧いてくるのではないだろうか。 インドにどんなイメージがあるだろう? 汚い。牛。カレー。タージマハル。ヒンドゥー教・・・ まぁ全てその通りかな。 もちろん、そんなイメージを抱きつつ冬の北インドを10日間旅をした僕の感想は上記のイメージの10倍って感じだろうか。 旅程はコルカタ➡バナラシ➡アーグラー➡ニューデリーを寝台列車で移動し、寝てる

          コルカタ① インド編