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参加者の声_リトリート(セクシャル・ウェルネス)

人生のウェルビーイングに「性」は大切なテーマ。

スローセックスを学び実践した経験を活かし、自分の体を感じる、気持ちいいという感覚を味わう、愛を持って触れあうことの素敵さを実感することで、体と心の繋がりを取り戻し、自己受容感・肯定感をはじめとしたセクシャル・ウェルネスを高めるサポートをしています。

セクシャル・ウェルネスにおいて、オープンに議論できる環境の必要性が強調されている一方で、まだまだこのテーマを語り合うのは心理的ハードルが大きいもの。

安心安全に率直な思いを共有し合える、否定されず、尊重し合える、探求できる場として、セクシャル・ウェルネスのコミュニティを運営し、定期的に様々な活動をしています。

活動内容
・勉強会(正しい知識を身につける、ゲストの話を聞くなど)
・対話会、ワークショップ(安心安全に語り合う、トイの体験談共有等)
・練習会(ソフトタッチを腕などで練習する)
・リトリート
等など

今回は2023/3月に開催した軽井沢でのセクシャル・ウェルネスリトリート(1泊2日)の参加者の声をシェアします。

コミュニティに参加されたい方は、公式LINEに「コミュニティ参加希望」とご連絡ください。
https://lin.ee/M4uIBoO

リトリートの参加レポート

20代女性


Q.参加しての感想を教えてください

人生が急激に変わるほどの大きなインパクトがあったリトリートでした。リトリートに参加する前の自分と今の自分が全然違う状態になっています。すごいスピード感で「人生が変わった」って感じで、「あー、凄いな」って言葉しか出てこないくらいです。

リトリートでは、最初は「自分の問題」「パートナーの問題」を意識していたので、そんなに大きなこととは考えずにリトリートに参加しましたが、リトリートで他の皆さんとの対話で自分の生き方、歩み、自分の思考の癖とか、考え方が全て繋がっていてセクシャル・ウェルネスの課題を引き起こしていることに気づかされました。

自己肯定感はそんなに高くないんだなと思っていたけど、まさかそこに向き合うリトリートになりました。
普通に生きている分には、自己肯定感はそんなに高くなくても生きていけるのですが、あの場に行って、初めて会う人ばかりのなかで、「あなたはこういうところがあるね」って自分の本質を突いてもらって、深い話しができた特殊な場でした。

あっきーさんが言ってくれたように「自信を持たないと周りの人が不安になる」というモードチェンジが必要だって言われて、セクシャル・ウェルネスもそうだし、自分の生き方も、そういう癖があったな、思い込みがあったな、って気づきました。
そこからセクシャル・ウェルネスの課題もそこから生じているのが分かったし、それは人生の生き方にも通じるものだと感じました。

とても2日間とは思えないくらい時間。来るべくしてきた参加者の皆さんが揃って、誰一人欠けてもダメだったと思います。皆違うし、普段の様子を知らないのに、深いところで繋がった感覚。初めての感覚で不思議でした。

Q.リトリートに参加したいと思ったきっかけは何ですか?

主催者のお二人には、以前私が開催したワークショップに参加してもらい、そのあとに参加後インタビューをさせてもらったのですが、それが衝撃的な内容でした。
人生の観点で二人が豊かな生き方を歩んでいることや、セクシャル・ウェルネスに対する真摯な姿勢などを感じて、お二人が主催するリトリートのイベント行ってみたい!って気持ちになりました。

また、定期的に開催されている対話会に参加できたことも大きかったです。オンライン開催の対話会に参加したのですが、多くの人が全員初めまして同士なのに、皆さん真摯に安心して話しあえる場だったので、安心感を感じました。

不安が全くないというと嘘ですし、ましてや関西から開催地の軽井沢まで行くのも大変ですが、新しいことを知れるんじゃないか、セクシャル・ウェルネスについて安心してがっつり話せる場は貴重だからこれを逃してはならん!という気持ちで参加しました。

申し込んでから当日までは、あっきーさんが自己紹介しましょうとか、リトリートではこんなことをやろうと思いますとか、当日持ってくるのはこれって色々と丁寧にアナウンスしてくれたので、不安が軽くなっていい意味でのドキドキに変わりました。当日迎えるまでに、こういう一つずつの丁寧なアナウンスがあったから、行ったらなんとかなるだろうなって気持ちになりました。

Q.リトリートの時間はどうでしたか?

チェックインの頃が一番緊張していました。参加者の皆さんがすごく色んな事をしていることを話されて、その情報を追いかけるので精一杯。情報を追うということに注意が引かれていました。他の方の話が異質なものとして感じていましたし、自分の体もすごく力が入っていたと思います。

それなのに、2日目に入ると全く別人の自分に変わっていました。始まってからはすごく濃厚な時間を過ごしたんだと思います。
セクシャル・ウェルネスの話も、最初は言葉として、知識としてそうなんだ!って思っていた程度が、体に染みこんでいく感覚に変わりました。

Q.印象的なワークはありましたか?

NVC(非暴力コミュニケーション)のエンパシーサークルをして大分意識が変わりました。

ワークを通じて、非暴力なコミュニケーションが感覚的に「あぁそういうことか!!」って気づきがたくさんありましたし、それと同時に、他の参加者の皆さんがこういう人だってすごく分かりました。
すごくシンプルなのに、こんなにやる前とやった後で、関係性や対話の質がこんなに違うんだって感覚を全員で感じていたと思います。

ワークの中では、あっきーさんが無責任に、適当に、話しを聞かないという指示だったので、聞かないようにしているのに、すごくその人のことがすごく入ってくるっていう不思議な感覚。普段は過度に相手のことを知りにいっているから、偏見が入って関わっていたのかもしれません

途中で怖くなりました
私が話す番で、バスに乗ったとき、めっちゃうるさいおじさんがいてイライラしたって話しをしたのですが、ニーズの時に「平等」を選んでもらい、私は平等意識が強く、理不尽に敏感なのはあったんだろうなぁってうすうす感じていたのですが、自分の心を見透かされた、真剣に聴いていないのにそれを感じてもらう怖さを感じたりもしました。

でも、今回の場では、私の心の底を見透かされても、そしてそのニーズを大切にしてくれるんだっっていうのを感じて、そこで私の肩の力がすっと抜けました。

また、私は年上の男性の話を聴くときに、キャバクラのお姉さんのような相手の期待するような反応や喜ぶことをいいがちだったのですが、あっきーさんがそれを禁止としたので、あえて無視するような聴き方ができました。
そして、キャバクラのような対応をしなかったからこそ、その方が本当の気持ちを話してくれるようになったんだなぁって感じました。

いかに普段の私が「自分めっちゃ話しを聴きにいっているな」「察しようとしているな」っていうのを感じました。

それはパートナーとの関係にもあって、SEXするときに、演技はしちゃダメっていうのは分かっているからしないようにしていますが、普段の会話の時点で聴きにいこうとしている自分、先回りして相手を喜ばそうとしている自分が、SEXの時だけ相手を喜ばせないようにするのも不自然的になっていたんだろうなと思います。
(その時の自分は演技してでも相手を喜ばせようという気持ちがあるが、演技はダメってそれも禁止して、「喜ばせたい」「演技はダメ」の両方がぶつかり合って不自然になっていた)

普段のコミュニケーションで本質的な会話ができていなかったんだぁって感じましたし、セクシャル・ウェルネスを考えるためにリトリートに来ましたが、どうやらそういう問題ではなく、自分の普段のコミュニケーションから問題があるのではというのをこの時に感じました

それはリトリートのNVCの体感ワークで、本当に自分の深いところを理解してもらうというのを体感できたからこそ、日常の自分のコミュニケーションを対比して、そのことに気づけたんだと思います。

Q.印象的だった気づきはありますか?

あっきーさんに言われてハッといたことがあります。

チェックアウトで話したエピソードで、ある日に車でパートナーと話していたとき、パートナーが「本質的なところでは似ているよね」って言われて涙が流れ、パートナーとの信頼感が付き合いはじめの頃に戻った感覚になりました。

付き合いはじめは、パートナーが話しを聴かない人でした。一般的にいわれると、「その人どうなの?」って言われる人で、デート中も扉を開けて待ってくれなくて一人でずかずかいくタイプで、でも付き合いたては、それでも深いところで繋がっているって感覚がありました。その時の感覚が、NVCや2日間皆さんと過ごしたときの深い繋がりと通じるものがあったことに気づいたんです。

8年間つきあって、その深い感覚が薄れていて、相手のことを分かった気になって、自分をさらけ出せるようになったはずなのに、深い感覚は一方で薄まっていたことに気づきました
でもそれは私が勝手にそう思っていただけで、相手はその深い繋がりの感覚を持っていることに感動して、涙が溢れたんだなって。その感覚を私が薄れていたから、だからSEXも上手くいっていなくて、でもそれは勝手に私がそう思っていただけだったんだということに気づきました。

リトリートで深い繋がりの感覚を皆さんと感じられて、そしてその深い繋がりってパートナーとの間であったんだよねって自覚することができたことはすごく大きなことでした。

リトリートに行ってなかったら、あの時の車でパートナーに言われたときに流れた感動の涙の理由が分からず、また元の関係性に引き戻されていたと思います。
でもあっきーさんがチェックアウトの話を受けて、こうして振り返らせてくれることで、あのときの涙の理由が明確に分かって、リトリートの時の感動が彼氏とのあの車のエピソードの感動と同じものなんだって気づけて、「あぁ、パートナーとの深い繋がりを自分のなかにあった。それを取り戻せた!!」ってことを今は明確に分かりました。
それに気づけてすごくほっとしました

なんや、そういうことだったんか。相手のことを知ろうとして変に頑張っていたんだということに気づけて安心することができたのです。

リトリートの後にまだ彼とまだ会えていないので、会うのが楽しみです
何が違うかはわからないし、人によっては私のリアクションが薄くなるという風に思われるかもしれないが、自分としては肩の荷が下りた、「何を背負い込んでいたんだ」って。

今までは「会うんだ」って色々会う必要性や会うための理由を考えていましたが、「会う」ってことに何も思う必要がなくなって、会うべくしてただ会う、「会うもんだよね」っていう感覚に変わりました。

このリトリートは、私の人生を変える2日間でした。

40代男性


Q.参加しての感想を教えてください

あの場が本当に良かったと思うのが、主催のお二人の関係性から生まれていた場でした。二人がそれぞれ個人で開催しても絶対に実現し得ない、二人の関係性からにじみ出る、お互いがお互いの呼吸とリスペクトとリソースを出し合う空気の場で。

この場は本当にいいなぁって、すごく感じることができました。お二人からにじみ出る空気感が本当に素敵でした。

リトリート自体は、本当に3粒くらいの色んな味を食べている感覚。
一粒ずつでも美味しいのに、色んな味を受け取った場でした。それは、ミックスジュースとも違う、リンゴとブドウとイチゴのような。
それぞれでも美味しいのに混ぜても美味しい。そんな場でした。

多様な参加者が集まり、ビジネス富裕層にいる経営者の方もいて、独特の質感と孤独感を感じながら、その奥にある愛に触れて、そこに触れられたからこそ自分の中に湧き出る想いがあったのが一つ目の味。

主催者のお二人の関係性から共創された場が本当に心地よくて豊かで深かったのが二つ目の味。

三つ目は、自分自身のことで、セクシャル・ウェルネス、性のことってなかなか話す場もなくて、自分で自分がそのことに対してどういう意識になるのか分かっていませんでした。
あの時間は全てセクシャルのことも話していたが、そもそも人生どう生きたいのか、何を願っているのか、自分にとっての愛とは。そしてその愛の中の一部がセクシャルなんだなって気づけました。
そして自分自身が生き方がやっぱり関心があるんだけど、その生き方の中にセクシャル・ウェルネスも含まれているんだって思えて安心しました。人の生き方が好きだって気持ちが溢れたし、その中にセクシャル・ウェルネスがあるから、自分の性に対する不安や悩みの居場所を自分の中に置く場所が分かりました。自分の願いと性が結びついてほっとしました

Q.どんな場が印象に残っていますか?

すごく素敵な場で、参加者全員と繋がっている感覚で、安心な場だからこそ多様な自分を感じられる時間でした。
自分の中の欲はあっちゃだめ、あったら人を傷つけるものとして、自分の中でなかったものにしていましたが、前提として「性は愛の表現」ってあっきーさんが言ってくれたから、自分の中の欲にちゃんと触れられたし、いてもいいんだって思えました

閉ざしていた自分に会えて、それはモンスターではなく、自分も人を食い殺すものではなかったという安心感を受け取れました。そういうセクシャルの自分の発見と統合が起きた時間でした。

あっきーさんのあり方がすごく好きだと思いました。伝える上での軸がぶれていない。
例えば、「本当に男性はもっと安心して触れていいんだ」っていうためのスキルや触れ方であるということを伝えたときも、単にスキルとかテクニックとかそういうのではなく、あっきーさんはいつも大事な根っこはここだからね、って意識をそこに集中させてくれるし、そこから伝えてくれる。

こういうセクシャルな話しって、ついついエゴの方向に引っ張られたり、誘導されることもありますが、セクシャル・ウェルネスのテーマを扱うなかで、あっきーさんのように「根底は愛だから」と常に根っこに戻そうとしてくれる人がいるのは安心できるし、あっきーさんはそこを本当に大事に生きている人だというのがにじみ出ていました。

チェックアウトのときも、あっきーさんが感謝とか、本当にその場の誰も欠けちゃいけないんだって語っていたことが、心の奥底から純粋にそう想っていることが伝わってきて、そういうあり方が本当に好きだって感じました。

本当に豊かな2日間でした。


ご一読いただき、ありがとうございました。
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