タイプ別ひとコマ #1 人肌恋しい常連客
各タイプを詳しくみていく一コマ編。
今回は「途切れた会話の糸口を探す人肌恋しい常連客」タイプです。
このタイプの方は、①セックスを通じた愛情表現やつながりに価値を置き、②レスの今のままは嫌だと感じている人です。
そんな彼女(彼)と友人との夜のカフェテラスでの一コマです。
(セックスレスタイプの確認はこちら。)
常連客A ほんと久しぶり。1年ぶりくらいだね。
友人B そんな経つんだっけ? どう最近は? 元気してそうに見えるけど。
A まぁなんとかやってるよ。仕事もパートナーとも。Bは?
B そうね。最近大きい仕事を任してもらってて、充実してるけど疲れが中々取れないかな。
A さすが、ご活躍だね。
B (プレッシャー半端ないから気持ち折れそうだっての)
・・・・少しの沈黙・・・
B (スマホに目をやりながら) で、どうしたの? 何かあった?
A 大したことじゃないよ。久々にBの顔を見ておこうかなって。
B おいおい、それだけ?(笑) (Aの表情を確かめながら)・・・またひとりで根詰めてるなー。どうした? 聞かせて。
A パートナーとこの先もやっていけるか、最近ちょっと不安でさ。前は自分のこと好きでいてくれるって感じられたんだけど。実はセックスに何回か誘ったんだけど、”また今度ね”ってはぐらかされることが続いてるんだよね。
B 疲れてるとか?でも、あれだけ仲のいい二人なんだからとは思うけど。って、そんな単純ではないのか。
A 仲がいい、とは少し違うんだよね。
(・・・喉がつっかえる・・・)
A パートナーから魅力的に思われていたいんだよ、いまだに。なんでノッてきてくれないと思う?
B セックスは、雰囲気つくって、身体もキレイにして、さぁしよう、というようにそれなりの下ごしらえがあるからね。「それでも、Aとなら」っていう気持ちがあるかないかはキーになるかもしれないね。
A そう、二人が望んでセックスして、自分にしか見せない表情をしてくれると、満たしてあげられてるんだ、って充実感がある。
B セックスがないってことはその充実感が無いわけだし、はぐらかされるってことはそもそも期待を持たれてないって感じてしまうのかな、もしかして。
A なんか、わかってるじゃん(笑)。そういうことだと思う。
B あのさ、お互いキャリアも積んで結婚して身体も若い頃とは変わって、二人のライフステージが新たな段階に入っている、っていう見方もできるんじゃないかな。Aに何かが足りてないとかじゃなくて。
A んー、難しいけど、以前の関係に戻そうと自分が頑張るんじゃなくて、今の状況に適応するってこと?
B たぶんそんな感じ(笑)。A自身も変化しているだろうし、パートナーの受け止め方も変化してるはずだよね、いろんな経験をお互いしてきたわけだから。少なくともAのしてきたこと、自分は分かってるつもりだし。
A 自分の魅力が無くなったとばかり思ってたけど、少し気が楽になったわ(笑)。持つべきは友だな。
B じゃあビール一杯、Aのおごりね! ”すみませーん!、生ビール2つ。”
B (Aに話たいことあったんだけど、また今度にしよう。)
マスタ- はい、生ビール2つね。
A 仕事大変みたいだけど、酸いも甘いもBがずっと積み重ねてきたことは分かってるから、その経験が助けてくれると思うよ、きっと。
------終わり-------
こんな感じで、これから他のタイプについてもみていきたいと思います。
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