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わたしの現在地 #4(書くセックスレスカウンセリング)

ここ1、2年の間に起こったことや感じたこと、今後についてを、4つの視点――「学び」「パートナー」「セックスレス事業」「仲間」で見返すことで、現在地を指し示すシリーズの#4。

前回は私にとっての”仕事”である「セックスレス事業編」の前半部として、「セクシュアル・ウェルネスアプリ日本版」について書きました。

今回はその続き、直近で始めようとしている「書くセックスレスカウンセリング」を記してみることにします。


セックスレス・カウンセリングを始める

なにをするのか。端的にいうと、セックスレスの悩みに特化した、(対面や電話でもない)メッセージ形式のカウンセリングです。

なぜ今カウンセリングなのか。

  1. これまで取り組んできたレス事業では売上を立てられておらず、生活のための収入源が必要となったこと。

  2. 対多数ではなく対個人から、コツコツ積み重ねていくことが自分流だと気づかされたこと。

  3. 無料相談員を務めた際に大きな手ごたえを感じたこと、その中でメッセージ形式のやり取りが自分に合っていると感じたこと。

  4. スタートアップや成長というキラキラした雰囲気への憧れが縮んだこと。

これらが始めるに至った理由です。ちなみに上から順に理由としての強度が大きいものです。

少し補足すると、2番目の”コツコツ”に関しては以前学び編で書いた、強歩大会での経験(練習を積み重ねた結果、歩ききれた)の影響が大きかったと思います。

また3番目の”メッセージ形式”としたことについてですが、書くより話すカウンセリングの方が断然効率はいいです。書くメッセージの場合は1通書くのに優に1時間ほど要してしまうためです。ただ私にとって話す形式は、どこか自分の「芯でない部分」が働き過ぎてしまうように感じます。かたや書く形式は、1つのことに”ああでもない、こうでもない”と色々と感じ・考えた結果を、文章という形に落とし込むことができる、またそれを大事に受け取ってくれる人がいる。そのようなプロセスが自分に合っているんだろうな、という実感があるから、それゆえのメッセージ形式とすることに決めました。

仲間とのオープン準備に手ごたえ

今年の5月、カウンセリングをやろう、まずは事業計画書から作ろう、と思い立った日のことです。日常的に通っている近所のコワーキングオフィスに、中小企業診断士の会員Aさんがいたと気づき、思い切って事業計画書の壁打ちをさせてもらいました。するとその最中に、Webサイト作りを得意とするBさんが偶然ふらっと尋ねてきました。後日Bさんにあらためて話を聞いて聞いてもらい、Webサイトを作ってもらうことに。さらに、グラフィックデザイナーのCさん、フォトグラファーのDさんにも、それぞれショップカード、サイト掲載用の写真撮影をお願いすることになったのです。

何が言いたいかというと、もし最初にAさんに壁打ちをお願いしなかったら、結局自分ひとりで諸々の準備をし、その結果、中途半端なサービスになっていたのだろうな、ということです。幸運にも現実はそうならず、上記の方々(チームと言わせてもらいます)に私の思いを伝えたり、お互いの得意分野を惜しみなく出し合ったりして、1つのサービスを生み出そうとしている。そこに、張りや手ごたえのようなものがある。

書くカウンセリングのショップカード(暫定版)

不安がないわけではない

今はカウンセリングの準備で充実しています。しかし、オープン後に相談者が訪れてくれるのか。そう簡単ではないはずです。ですが本当に不安なのはそこではなく、”相談者がなかなか来てくれない”という壁にぶつかった時、「自分は越えられるのだろうか」というものです。

今回はどうしても形にしたい。その必要がある。

必ずぶつかることになであろう壁を越えられるように、現在の準備段階のチームと同じような「仲間」を得ようと考えています。仲間といっても、共にカウンセリングを行う同僚というよりは、例えば”セックスレスに悩む人と、どう接点を築いていったらいいのか”をひざ詰めになって共に頭を捻ってくれる、そんな仲間です。

不安に勝つ、不安と対峙する。そんな感覚も大事かもしれません。ただ今これを書きながら思うのは、仲間を(ときには自らを)頼ったり、信じたり、励まし合ったりと、そんな感覚を確かめながら、一歩一歩、足の裏に力を感じながら、歩みを進めたい、このように思っています。


この記事では、セックスレス・カウンセリングを始めることになった経緯、サービスオープン準備をしている仲間との手ごたえ、そして来るべき壁への不安とそれとの付き合い方についてを記してみました。

「セックスレス事業編」の最後に書こうとしていた”近未来のセックスレスサポート”が別にありますが、長くなってしまったので今回は一旦ここで区切り、次回また書きたいと思います。

ちなみに”近未来”というと仰々しいかもしれませんが、カウンセリングとは別の、「日本セックスレスを半分にする」という旗を追いかけ続けるための今後のセックスレス支援の方向性、といった類のお話になるだろうと思います。

最後までお読みくださり、どうもありがとうございました。

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