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タイプ別ひとコマ #3「人生の周回者」

各タイプを詳しくみていく、ひとコマ編。
今回は「目を閉じて静かな夜の時間をひとり楽しむ人生の周回者」タイプです。

このタイプは、①セックスすることに価値をあまり置いておらず、また②レスのままでも問題ない・十分満たされていると感じているタイプの方です。

そんな彼女(彼)の一面を、手紙の形でふれてみました。

(セックスレスタイプの確認はこちら。)


Hへ


直接伝えればいいんだけど、ふと手紙でと思ったので、例のカフェテラスで筆を執っています。

いま私はあなたとの生活にとても満足しています。お互いを尊重しているし、家事や育児の分担についても平等に。仕事もそれぞれの道でやりがいを持っている。
今日あったことを話し合ったり、いまだに外で手をつないだり。
Hと一緒になれてよかったと感じています。本当に。

と、これは自分の気持ち。Hはどうですか? 

先週末、性生活のことを話し合いましたね。たくさんしたいという年でもないし、普段からスキンシップもコミュニケーションもある。だから、セックスは当面なしでもいいよねと。
ただ、その時のHの表情が少し気になっています。

私はセックスがなくても十分満たされています。どちらかと言うと、あまり好きではないのかもしれない。上手く言えないけど、自分じゃない自分を見れられるような気がして。

Hはあのとき何かを飲み込んだように一瞬見えました。
久々に見る表情だったので、本当はどう思ってるんだろう? と今日ずっと考えていました。

ロジカルに考えれば、今のふたりにセックスはなくてもいい。このことはHも偽りなく合意したんだと思います。
でも言葉にならないところ、キレイに整理できないところで、Hは何かの”満たされなさ”を感じたのかもしれないと。

あ、”普段の私”じゃない”私”に興味があるのかな?ひょっとして。
注:ただの直感だからスルーしてください(笑)。

まだ私が理解しきれないHがいるし、Hの知らない(もしかすると知りたいと思ってくれている)私がいる。
んー。これぞ人生!という感じがします。

この手紙を渡すかどうか、もう少し考えてから家に帰ろうと思います。

10月18日 Sより。


------終わり-------

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