路上で拾った、“夜のパブロフの犬”
このご時世、「女の子を拾ったことがある」というと右からも左からも「拾うという表現は何事か!」とお叱りを受けると思うのだけれど、まさに「拾う」以上に適切な表現が見つからない経験をしたことがある。
あれは丁度梅雨が明けた7月のおわりごろだったと思う。
古い友人と赤羽で一杯やった帰り道、
散歩でもして酔いをさまそうと、最寄り駅のひとつ前の駅でおりた。
駅の改札を出たあたりに20代前半くらいの女性が泥酔した様子でうずくまっていた。
まだそれほど遅い時間ではなかったものの、そのあた