パンツを作る 実践編5-2 縫い代付き型紙をお勧めするわけ
1⃣縫い代がついた型紙はこんないいことがある
①布が正確に早くきれいに切れる
布を切るのはハサミではなくロータリーカッターがお勧めです
布に型紙を置いて、型紙の通りにカッターで切るだけでOKです。マチ針を使わずに『文鎮、ファブリックウエイト』を置けば、ずれずに布が切れます。
ハサミで布を切るのは熟練が必要ですが、カッターでしたら少し使えばほとんどのかたが使えるようになります。
ロータリーカッターで布を切る記事はこちらから
*カッターを使わないときは型紙通りにハサミで切ります。
②印つけ(きりじつけ、チャコペーパー)が不要
昔習ったやり方の、切りじつけやチャコペーパーなどですべての出来上がり線に印を入れる必要はありません。縫い代が正しくついた型紙を使えば、出来上がり線は必要ありません(ポケット位置やダーツなどには必要)ノッチ、合印と呼ばれる3㎜の切り込みをいれるだけでOKです。
③しつけ縫いはしなくてOK マチ針でとめて縫っていきます
マチ針で布端を合わせて止めてから、ミシンのガイドになる線に布端を重ねて縫えばOK。面倒だったしつけぬいをしたり、縫った後にしつけをほどく手間もありません。
2⃣ 昔の洋裁から道具もやり方も進化しています
縫い代のついた型紙を使う服作りは、正しい縫い代がついた型紙を使い、独自の縫い方をしないと、服がきれいに完成できません。
なれるまでに時間は必要ですが、この方法の服作りが身につくと、『1枚完成するのにこんなに早くできるの!』と多くのかたが驚かれます
3⃣ 縫い代付き型紙ならではの服の作り方
正しい縫い代がついた型紙を使い、独自の縫い方をしていきます
今までの出来上がり線を布に書く服作りと、作り方が違っています。
できあがり線を見て縫うのではなく、縫い代の端(布端)がずれないように縫っていきます。
この方法は実際にパンツを縫いながら説明していきますね。
現在市販されている本も縫い代付きの実物大型紙にシフトしてきています。このnoteの記事で 縫い代付き型紙を使った服作りの基本を学び、早くきれいにできるこの方法を実践していただきたいと思います。
洋裁教室に見える生徒様にこの方法をお伝えすると
皆様、この方法の手軽さや、きれいに縫える方法を知り驚かれます
縫う前の準備でも、縫う作業でも時間が格段に短くなります。
仕上がりもこちらのほうがきれいに出来ることが多いのです
既製品の合理的できれいにできる縫い方と同じ方法で作っています
そしてきれいに仕上げるために必要なところに時間をかけられるようになります。
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