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アイロンって大事!甘く見ないで
今回のテーマは『アイロンって大事!甘く見ないで』
服作りをしているときのアイロン作業はとっても大事!!ってことをお伝えします
使い方の基本
1⃣布の裏からかける
布の状態の時は(服を形作っていくときは都度変わりますので)表からかけると、汚れがついたりテカッたりすることがあるので、基本は裏面からかけます。
2⃣布により温度設定が違う
綿、麻は180° (高温)でかけられます。
*接着芯を貼る、伸び止めテープを貼るときは中温(150℃程度)に下げます(接着芯が化学繊維だと溶けてしまうことがあるからです)
使う布(残布)で試してみる
服を作っていくときは残布でどの程度の強さでアイロンがかけられるか確認します。黒や紺など色の濃い布は 、アイロンの跡がつきやすいので、どの程度の強さでなら跡がつかないか加減を確認します。
化学繊維が入っていると、溶けてしまったり、縮んでしまうこともあります
アイロンの圧の強さ、最適な温度を残布で確認します。
服作りでは縫った後にこまめにかける
この一文、これはほとんどの本に書いてあります!!
でもさらっと流してる人が多い気がします とっても大事です
めんどくさいと思わずに、こまめなアイロン!!やってください
縫い目にアイロンをかける、ステッチの後のアイロン、など
この作業は、目的に応じたかけ方をすると、仕上がりが見違えるように変わってきます。
ただアイロンを当てればよいということでなく、どうしたいか?に応じたアイロンのかけ方をします。
生徒様にもいうのですが、アイロンかけただけで、前と後で状態が変わっていなければ、かけた意味がないのです
具体的なかけ方、ここにしっかりアイロンをあてる、力をかけすぎず、浮かせるようにかけてとか。。。アイロンのやり方は様々あります・・。
ここをお伝えできるのは対面の教室の強みだと思います
洋服を作っていく記事になったら、具体的なかけかたがお伝えできるとよいと思っております。
ちなみに、教室で使っているアイロンは、直本工業(ナオモト)さんです
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初心者さんのアイロン選び
家庭でアイロン使ってますよね?まずはそれを服作りに使ってみてください。
考え方、個人の好みもあるので一概には言えませんが,買うとしたらってことで書いていきます
1⃣コードレスではないものを
服作りではアイロンかけの時間が長くなる時が多いです。
コードレスだと蓄電時間に限りがあり、長く使えなくなる、知らない間に温度が下がる、、、ということがあるので、私はお勧めしません。
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2⃣サイズは小さすぎないもの
手芸用パッチワーク用、の小さいアイロンは当てる面積が小さいので洋裁向きではありません。狭いところにかけるときはアイロンを傾けたり先端だけかけるような使い方をしていきますので、普通のサイズで大丈夫です。
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3⃣スチームはあった方が良い
スチームのパワーも取りざたされますが、皴が取れないとき、縫い代をつぶしたいときにガンガンにスチームきかせる程度なので、パワーについてはあまりこだわってないです・・ていうか家庭用アイロンのスチームについては詳しくありません。
ごめんなさい。<m(__)m>ペコリ
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教室ひらくまでは、ティファールの普通のスチームアイロンでしたし。。。
4⃣軽すぎないもの
簡易的なものは軽いので、軽さが売り物のタイプは避けた方が良いです
なので簡単ではありますがまとめてみますと・・・
●温度調整ができるもの 高温、中温、低温の3種類は欲しい
●スチームが使えるもの
●先がとがった底の形が三角▼のもの
●コードレスではないもの
●軽すぎないもの、小さ過ぎないもの
追記 2023.8.30
洋裁研究家|ユーカ さんの記事で具体的なおすすめアイロンの記載がありました。
このあとの記事では、アイロン周りの便利な道具、お手入れ方法などについて書いていきますね。
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