【ミシンの豆知識】ミシンの歴史 SINGER 後編
こんにちは!ソーイングスクエア管理人です。
本日も引き続きミシンの歴史シリーズをお届けします~♪
前回までの内容はこちら~
【ミシンの豆知識】ミシンの歴史
今回はお届けするのはこちら。
【ミシンの豆知識】ミシンの歴史 SINGER 後編
1851年創立以来、世界中で広く販売されてきたシンガーミシン。
1870年にはシンガーミシンの代表的なトレードマークである「Red“S”Girl」が使用されるようになります。
女性がミシンを踏んでいるこのマーク、国や時代によって女性の服装やミシンも変化していくのが興味深いですね。
1880年世界での年間売り上げ、500,000台を超える。
1889年には初の電動式ミシン発売。
・シンガーミシン日本上陸
1900(明治33)年には、日本国内でミシンの販売を開始します。
最初は神戸と横浜に中央店を開設しました。
【シンガーミシンの販売戦略】
・画期的な販売方法
当時のミシンの販売価格は、1台48円~143円。この価格は月給の2~6ヶ月分に相当するほど高価なものでした。
そこでシンガー社は日本初の月賦販売、今でいう分割払いやローンでの販売を始め、わずかな頭金でミシンの購入をしやすくし、家庭用ミシンの販売を広げていきました。
・ミシン裁縫教育
シンガー社が日本でミシンを販売を始めた頃、当時の日本の女性の服装はほとんどが和 服でした。シンガーミシン社は、日本でのミシン販売を進め るにあたって、洋服を普及させ、まずはミシン裁縫を人々に教える教育機関が必要だと考えました。
そこでシンガー社は、1906(明治39)年に裁縫女学院を東京市麹町区有楽町に文部省の認可を受け設立。
日本で最初のミシン裁縫に特化した教育を行う私立学校でした。
裁縫女学院は、シンガーミシン社によるミシンの販売と連動し た裁縫教育を展開したことから、明治末期から大正期のミシ ンの普及と洋裁教育に大きな影響を及ぼすことになりました。
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1851年、社名にもなっている、アイザック・メリット・シンガーが第1号実用ミシンの特許を取ってから、170年あまり。
今回いろいろと調べてみて、シンガー社が、手回しミシンから、足踏みミシン、電動ミシン、電子ミシン、コンピュータミシンへと ミシンの歴史とともに歩んできたことが分かりました。
また日本におけるミシン縫製にも多大な影響を与えていたことには驚きでした。
歴史を知ることで、またミシンについて深く知ることができたような気がします。
今回はミシンの歴史 SINGERについて前編・後編とお送りしましたが、いかがだったでしょうか?
また他のミシンメーカーについても歴史を調べてみたいと思いますので、お楽しみに!!
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