
若者に伝えたいこと
~若者に伝えたいこと~
「思ったよりも早く年を取る」
これは、7年前のBS民放5局の特別企画「池上彰の5夜連続BIG対談」での、久米宏さんの発言です。
「あっと言う間に歳をとることを頭の中に入れておいて欲しい」
高校を卒業した頃から、サクラが咲いて、次のサクラのシーズンが意外に早く来ることは若者も分かっているので、思ったより1年は短い、二十歳から四十歳までは、あっと言う間、10年、20年はあっと言う間だとして、年寄りからの忠告として、こう続けます。
「たった365日しかない、10年で3650日、100年で36500日と言う事は、あっと言う間に一生は終わる。時間を大切にして生きて頂きたい。年寄りからの忠告。思ったより時間の経過は早い。一日一には貴重、今日出来る事は今日しておいた方がいい。しまったと思ったときはもう遅い。」
この放送は、7年前の3月で、当時の久米さんは、74歳でした。
さて、現在のワタシは先月に61歳となりました。
昨年、還暦を迎えたときには勤務先を始め、家族からもお祝いして頂きました。
とても有難かったのですが、その際に感じたのは「思ったより早く歳を取る」と言う事です。
まぁ、よく言われるのは、例えば昨日、生まれた赤ちゃんの人生は、24時間で、1分の1、それが日々を重ねていくと分母だけが増えていくので、人生の中での1日の経過は早くなると言うもので、小さい頃の夏休み期間中の1週間でも長く感じたのに、社会人になってからの夏季休暇の1週間は、とても短く感じると言うものですね。
ワタシが思うに、当たり前のことなんですが、1日24時間は誰にも等しくあります。
この24時間、1日をどのように過ごすかは、自身次第だと言う事です。
そう考えると、投資は早くから始める方がいいと言うのは、時間を味方に出来るからだと思います。
ただ、投資、資産形成は、必ずしも老後への備えではなく、あっと言う間に過ぎ去る人生の中で、自分が思うままに時間を遣うために、投資を行って欲しいと思います。
『少年老い易く学成り難し』
これは、中国の儒学者である朱熹の漢詩の一部とされています。
何かを始めるのに、遅いと言う事は、基本的にないと思いますが、始めるなら早い方がいいと、いまのワタシは思っています。
その意味では、還暦過ぎて、退職したら、10年前に出来なかった起業をと思っていますが、現在の立場や、企業の置かれた状況を考えると、あと1年くらいは先延ばししようと考えているワタシにとっては、ブーメランの様に刺さる言葉でもあります。
先日、ふとしたことから、ずいぶんと前に放送された久米宏さんの発言を思い出し、この投稿をさせて頂きました。
そして今は、亡くなられた大江英樹さんからのアドバイス、あなたにしか見えない角度から、資産運用、投資に関する仕事をするのはイイ事だと思うから、その日のためにしっかりと準備してください…出来てないですね……時間はあったはずなんですが。
本日は、ここまで。お付き合いいただき、有難うございました。