無理と無茶
『無理してもいいけど、無茶はするな』
随分と昔の事ですが、上司に言われた言葉です。
当時、ワタシは立ち上げたばかりの証券会社に在籍していました。
証券取引所の立会時間中はトレーダーとして注文執行業務、取引終了後は管理業務責任者として証券受渡しや、会社経理などのバックオフィス業務を行い、通常業務終了後からはSEとして独自のリテール業務システム作成のために外部ベンダーとの打ち合わせなどを行っていました。
その他にも、コンプライアンス担当として外国籍投資信託の持ち込みについて外部弁護士と作業を行い、さらには監督官庁と加入協会への届け出や、立ち入り検査等の対応も行っていました。
平日も朝から晩まで、下手すりゃ徹夜で作業も行っていました。
その時に上司から前述の言葉を受けました。
『無理』と『無茶』の違いがよくわかりませんが、まぁ何となく上司が言いたいニュアンスは理解できます。
さて、辞書などで調べてみると、『無理』は<道理に反すること。理由が立たないこと。行いにくいのに、押してすること。>とされています。
『無茶』は<でたらめで、筋道がたたず、普通でないこと。乱暴。異常に程度がひどいこと。むやみ。>としています。
『無理』は、“頑張れば何とかなりそう”で、『無茶』は“頑張っても何ともならない”というイメージを持っています。
投資にあたっては、『無理』も『無茶』もダメですね。
しっかりと地に足をつけて、ご自身のライフスタイルを考慮し、投資していただければと思います。
本日は、ここまで。お付き合いいただき、有難うございました。