みんな言ってる
いま、あなたの心の中には、どの様な音楽が流れていますか。
先日、起業10年を経過した先輩の慰労会をワタシの同期と一緒に開催しました。
その中で、その方から興味深いお話しを伺いました。
その方は、立ち上げ時から経営陣の一員として、会社経営のみならず、社内の様々な方々からご相談を受けたりしています。
正直なところ、ハラスメントに関する相談もあるそうです。
ただ、10人程度で立ち上げたときに比べ、現在の人員は3倍に増えているそうです。
その意味では、創業時の想いとか、レガシーと言ったモノについては古くから在籍している方と、最近ジョインされた方では、感じ方が違うのは致し方ないと思っており、これからも企業は継続していきますので、次の10年に向けた新たな想いというのを皆さんと一緒に作っていきたいと思っているそうです。
その様な中で、立ち上げ時から一緒に頑張ってくれているManagerから相談があったそうです。社内のミーティングルームで2時間ほど付き合わされたそうですが、この方の口から出てくるのは、新しくManagerとしてジョインされた方についての苦言とある意味で愚痴だったそうです。
「とにかく、態度と口が悪いし、人の言う事をきかないし、会社の理念を全く理解していない」、「採用前に、ワタシがインタビューして採用しない方がいいと言ったのに、なぜ採用したのか」、「みんな言ってますよ」との発言を延々と聞かされたそうです。
さて、これだけではなく、当の新しくジョインされたManagerからも同じくミーティングルームに拉致され、こちらは1時間ほど苦言と愚痴が続いたそうです。
「あのManagerは変です、自分ではなにもしないくせに、すべてこちらに押し付ける」、「あの取締役は、自分の前ではアイデアに賛成と言いながら、ミーティングでは反対に回って、梯子を外す」、「風見鶏だと、みんな言ってますよ」との発言をき聞かされたそうです。
お二人に共通していたのは、「みんな言ってますよ」だったそうですが、「みんなって誰?」と訊くと、明確には答えてくれなかたそうです。
ある方は、「〇〇さんも、そう思いませんか?」と反問されたそうです。「そうかな?」と回答したら、「じゃ僕だけがおかしいんですか?」と言われたそうです。『みんなはどこ行った』と心の中で思ったそうです。
もうお一方も同じ様に、誰々が言ってますよ!ではなく、同意を求めてきただけだったそうです。
自分のことは棚に上げて、批判だけになってしまう。小さな子供が良く使う、「みんな持っている」とか、「みんな行くから」とかと一緒よね、ただ自分の気持ちを述べてるだけと、その先輩は笑われていました。
自分もそうならないように気を付けなければならないと改めて感じました。
今日は、あさイチの出社となりますので、通勤の最寄り駅までのApple Musicから流れてきたのはボブ・ディラン(Bob Dylan)の 「ライク・ア・ローリング・ストーン(Like a Rolling Stone)」でした。この曲は1965年に発表されています。ちなみにこの曲は演奏が、6分間もあり、当時は最長だったとも言われています。フォークとロックの融合的な音楽形態として“フォークロック”とも言われたそうです。また、曲の内容も社会的成功者への辛辣なメッセージとなっているそうです。
本日は、ここまで。お付き合いいただき、有難うございました。
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