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目分量

『目分量』とは、<ものさしやはかりを使わず、目で見るだけで大体の分量をはかること>とされています。
 
生活の中で身近な『分量』は、料理などの調味料の計量などでしょうか。

特に、ケーキなどを作る場合は各材料の分量をキッチリと守らないと、美味しいケーキが焼き上がりませんね。
間違っても、目分量でケーキなどのスィーツ作りにチャレンジしてはいけません笑

最近では、ケーキで使用する卵については、分量としては<卵1個>とされていても、サイズのM、Lの違いだけでなく、個体差がある事から、最近ではグラムで表示することもあるようです。
 
これが、煮物などの料理の場合、そもそも材料自体に個体差があります。

例えば、<ジャガイモ1個>と表示されても、サイズや形は様々です。
それが親切に<ジャガイモ(大)1個>と表示されても、今度は大きさに対する感覚の個人差があります。

と言って、<ジャガイモ〇〇グラム>という表示も難しいですね。

よって、調味料についても<大さじ1>とされていても、少し材料が多目であれば、目分量で表示された計量にプラスしたり、マイナスしたりすることがある様に思えます。

ケーキなどと違って、煮物などの場合は塩加減や、煮込み具合など、個人の嗜好もありますので、調味料も含んて、それぞれに合わせた目分量で構わないのかなぁと思います。
 
ワタシは、資産運用会社に在籍しています。

投資の場合、特にリスク管理については目分量ではなく、しっかりした分量でリスクを管理しています。

個別の商品のリスク管理については、個々の商品性や、市場の流動性など様々な状況を考慮しながら、リスク許容度を検討し、リスク基準を設定しています。

リスク計測については、VaRなどの手法を使いながら管理を行っています。
また、仮にリスク基準に抵触した場合には、予め定めていたルールに基づきアセットアロケーションを調整したりします。
 
リスクと言うと、大きく損失を被る、危険度と思いがちですが、リスク=不確実性となりますので、上振れ(利益発生)についても、同じくリスク基準の閾値を設定することもあります。
 
さて、個人の投資にあたっては、目分量による投資とリスク管理で構わないのかなぁと思います。

特に、積立投資を行う場合は「資産分散」と「時間分散」によるリスク軽減効果を享受することができますので、過剰なリスク管理を考慮する必要はない様に思えますね。
 
 
本日は、ここまで。お付き合いいただき、有難うございました。

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