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ケジメって

先日、野村アセットマネジメントが「ノムラ日本株戦略ファンド」を別のファンドに併合すると公表しました。

設定されたのは25年前の2000年2月のことです。

かつては「1兆円ファンド」と言われていた巨大なファンドです。

ITバブル崩壊などがあり、基準価額は低迷してしまいます。

運用成績が芳しくないのは、高い信託報酬だとか、そもそもの運用戦略が機能しないなど評論されていますが、結果としては、ほぼベンチマークを上回る事が出来ずに経過してきたようです。

それでも、現在の残高は約500億円だったそうです。

昨年11月に「顧客本位に関する業務運営原則」の改訂が実施され、「プロダクトガバナンスに関する補充原則」が追加されました。

特に、いわゆる運用実績が芳しくない不芳ファンド等への対応については、運用会社の経営陣が責任もって対応することを促しています。
 
日本には6000本の投資信託があると言われています。

その大半が、残高が数十億円程度の小さなファンドと言われています。

また、同じ様な戦略の投資信託が運用会社の中にも複数存在していたりすると言われています。

これらは、決して受益者、投資者にとって利益になるものではないと思われます。
 
運用会社の経営陣が責任をもって、顧客本位に基づく投資信託の設定と、その後の運用成績が当初の狙い通りに進捗しているか、想定とおりの投資者に届いているか、その検証をしっかりと行っていく事が重要だと思いますし、そのケジメをつけるのが経営責任だと思います。
 
 
本日は、ここまで。お付き合いいただき、有難うございました。

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