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ペンの日

11月26日は『ペンの日』です。

国際ペンクラブ(PEN International)の日本センターとして活動をする一般社団法人日本ペンクラブが制定したそうです。

1935年のこの日に、日本ペンクラブが創立され、30周年を記念し制定したそうです。
ペンクラブの目的は<文学を通じて諸国民の相互理解を深め、表現の自由を擁護するための国際的な文学者の団体>としています。
 
日本ペンクラブ(The Japan P.E.N. Club)のペン(P.E.N.)は、文字を書く道具としてのペン(PEN)を表すとともに、Pは詩人(Poets)と劇作家(Playwrights)を、Eは随筆・評論家(Essayists)と編集者(Editors)を、Nは小説家(Novelists)をそれぞれ表すそうです。
 
「ペンは剣より強し」と言われる事があります。
これは、文学の力は武力よりも大きな力を持っていると言う様に解釈していましたが、どちらかというと文字などで表されたものは、大きな拡散力で人々に伝播して行くことから、武力より強い力となる事を指しているそうです。
 
「ペンは剣より強し」の原典は、イギリスの作家エドワード・ブルワー・リットンの歴史劇「リシュリューあるいは謀略」だそうです。
この劇中で、フランス王国の宰相リシュリューが部下による暗殺計画を知り、枢機卿という聖職者の立場から武器は持てないため、ペンで立ち向かうというセリフが出てきたことによるそうです。
 
現代では、SNSなどにより、文字よりも映像の力で人々に伝播して行く感じでしょうか?
 
最近は、SNSなどを通じた偽アカウントによる投資詐欺事件が多発しています。
ワタシの近くでも、なりすましの偽アカウントによる被害報告を受けています。
 
物心ついた頃からSNSなどに触れている若い方々は、自らファクトチェックが出来ているかも知れませんが、それより年代が上がるほど、自身も含めて情報を鵜吞みにしてしまう傾向がある様に思えます。
 
混沌とした世界で、武力より強いはずのペンの力が分断を加速させることにならないようにと願っています。
 
ちなみに、日本ペンクラブの初代会長は、島崎藤村です。
更に、今の会長は桐野夏生氏です。
 
本日は、ここまで。お付き合いいただき、有難うございました。
 

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