18歳意識調査

いま、あなたの心の中には、どの様な音楽が流れていますか。
 
タイトルとなっているのは、日本財団が実施した「第62回 –国や社会に対する意識（6カ国調査）」を指しています。
 
この調査は、日本、アメリカ、イギリス、中国、韓国、インドの6か国の18歳の1000名（男女各500名）に自国や社会に対する意識についてインターネットを通じて調査を行っています。
 
幾つかの注目点はありますが、「自分の国の重要な課題」についての回答が、その国の現在と未来、さらには悪く言えば民度を感じさせるなぁと思いました。
＜日本＞1位：少子化 47.6%　2位 高齢化　3位 経済成長 25.2%　4位 自然災害　5位 ジェンダー格差
＜アメリカ＞1位 貧困 42.1%　2位 人種等による差別・偏見 34.5%　3位 気候変動・温暖化 32.6%　4位 教育の質 26.6%　5位 経済成長 24.4%
＜イギリス＞1位 貧困 48.7%　2位 経済成長 33.4%　3位 気候変動・温暖化 28.8%　4位 人種等による差別・偏見 27.5%　5位 テロ・犯罪 25.2%
＜中国＞1位 教育の質 36.4%　2位 高齢化 35.8%　3位 経済成長 33.5%　4位 環境汚染 32.8%　5位 気候変動・温暖化 22.5%
＜韓国＞1位 少子化 51.0%　2位 高齢化 38.4%　3位 経済成長 23.6%　4位 気候変動・温暖化 22.1%　5位 教育の質 21.1%
＜インド＞1位 貧困 40.2%　2位 環境汚染 37.4%　3位 教育の質 33.8%　4位 気候変動・温暖化 21.8%　5位 テロ・犯罪 21.5
※ひとり3つまで選択

日本では、「少子化」、「高齢化」が重要課題と認識されている様です。
また、「ジェンダー格差」も課題と感じている様です。
ジェンダー格差については、韓国も6位に入っていますが、その他の国では9～10位にとどまっています。
ちなみに、アメリカとイギリスでは「人種等による差別・偏見」がランクインしていますので、ある意味で民族的な相違もあるのかも知れません。

もう一点、「自分の国の将来について」の調査結果です。
「良くなる・悪くなる・変わらない・どうなるか分からない」から回答を求めています。
＜日本＞良くなる15.3%　悪くなる29.6%　変わらない23.6%　どうなるか分からない31.5%
＜イギリス＞良くなる24.6% 悪くなる40.4% 変わらない14.1% どうなるか分からない20.9%
＜アメリカ＞良くなる26.3% 悪くなる34.2% 変わらない12.5% どうなるか分からない27.0%
＜韓国＞良くなる41.4% 悪くなる31.2% 変わらない9.9% どうなるか分からない17.5%
＜インド＞良くなる78.3% 悪くなる7.3% 変わらない5.5% どうなるか分からない8.9%
＜中国＞良くなる85.0% 悪くなる3.3% 変わらない4.9% どうなるか分からない6.8%
 
インドの78％は、わかる気がしますね。
人口も世界一となり、目覚ましい経済成長を遂げている感じが表れている気がします。
それに比べて、特に日本の「良くなる」15％、「悪くなる」29％は、日本らしいと言うか、ネガティブだけでなく、控え目な感じも受けます。

ただ、日本だけではなく、イギリスもアメリカも「悪くなる」が「良くなる」を上回っており、イギリスの40％は、ネガティブ過ぎない？とも思いますが、イギリスは経済成長が低迷しており、さらにインフレも続いていますが、「イギリス病」とも言われた1960～70年代の不況を経験していることが若者の意識にも影響しているのかも知れません。

中国の「良くなる」85％もまた、国力とかの前に、自信過剰というか、国民性というか、何ともコメントし難いですね笑
 
ご興味ありましたら日本財団のサイトをお訪ね下さい。

18歳意識調査 | 日本財団

本日の1曲は、浜田雅功さんの「チキンライス」です。

本日は、ここまで。お付き合いいただき、有難うございました。