指数から除外
本日の日本経済新聞電子版に、『日本株、全世界株指数から5銘柄減 ヤマトHDなど除外』との見出しがありました。
記事の内容を引用すると、<代表的な全世界株価指数「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)」から日本株を5銘柄減らすと発表。半導体製造装置のKOKUSAI ELECTRICを加え、近鉄グループホールディングスなど6銘柄を除外。入れ替えは8月30日の取引終了時点で反映。MSCIは四半期ごとに定期見直しを実施、ACWIは先進国・新興国の大型・中型株からなる指数。銘柄選定の判定日は7月18日で、円相場は当時1ドル=157円台と3カ月前比で円安・ドル高が進んでいた。ドル建てでみた日本株の時価総額が目減りし、組み入れ銘柄数が減った。>と言うものです。
さらに、<MSCI指数に連動するパッシブ運用の資金は巨額で、採用や除外が個別銘柄の需給に与える影響は大きい。コクサイエレは13日、前日比12%高まで上げた。日本株にとってはポジティブサプライズとなり、日経平均が13日に1207円高と大幅に上昇した背景にあるとの指摘も聞かれた。>とのことで、昨日の日経平均株価の上昇には、この様な背景もあるとの事です。
ちなみに、<世界全体では27銘柄を追加し、96銘柄を除外する。除外数が最多だったのは中国で、採用が2銘柄、除外が華大智造(MGI Tech)など60銘柄で58減る。米国は9銘柄が除外される一方で1銘柄が新規採用される。>としています。
ワタシの知っているところでは、「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)」は多くの指数連動型の投資信託などに採用されていると思います。
世界の市場の時価総額を基準に算出されていますし、採用銘柄数も2900以上ですので、今回のように日本株が5銘柄減少(5月は14銘柄減少)しても、中国では58銘柄が減少しても、指数の継続性には問題ないのかも知れませんが、なんか腑に落ちないところはありますね。
さらに、この指数を使用するにあたっては、それなりのコストを算出会社に支払う必要があります。
投資信託の場合、間接的に受益者が負担している可能性もありますね。
なので、似た様な銘柄を採用した割安な指数と言うのも世の中にはあるのですが、知名度がないと、信頼感もないと言うことで、採用が進んでいない現実もある様です。
兎に角、投資は長い目線で粛々と進めて行くことが肝要だと思います。
連動する指数は道標ではありますが、遠くにある頂きを目指してコツコツと投資を継続していきましょう。
本日は、ここまで。お付き合いいただき、有難うございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?