テクノロジーと鰻
今年の7月24日は、「土用の丑の日」となります。
また、8月5日も、「土用の丑の日」となります。
土用とは、古代中国の「五行」に由来しているそうです。
「立秋」の直前の18日間を「土用」と言うらしいです。
その18日間に巡ってくる十二支のうち、丑の日にあたる日を「土用の丑の日」としているそうです。
年によっては、18日間のうちに2回の「丑の日」が巡ってくることもあり、今年はそれに該当するそうです。
ちなみに、立春、立夏、立冬にも同じく「土用」の期間があるそうです。
ワタシ達が知っているのは、夏の土用の丑の日と言う事になりますね。
「土用の丑の日」といえば、暑い夏を乗り切るために鰻を食べる習慣ですが、その由来には、江戸時代に平賀源内が発案したとされる説は有名ですね。
さて、そのウナギで急拡大で店舗数を増やしているのが、「鰻の成瀬」です。
ワタシの住む地域にも、出店されていて、一度おじゃました事があります。
また、神田明神近くの店舗でも頂いた事があります。
この「鰻の成瀬」ですが、2022年に横浜で1号店を開いてから2年足らずで200店舗を達成しているそうです。
運営しているのは、飲食などのコンサルを手掛けるフランチャイズビジネスインキュベーションという企業だそうです。
フランチャイズチェーンに加盟している企業は120社にも上るそうです。
この「鰻の成瀬」には、うな重とお吸い物、漬物のセットだけしかありません。
また、うな重はウナギの量によって梅(1600円)、竹(2200円)、松(2600円)の3種類しかありません。
そのオペレーションも厨房で、専用の機械で焼き上げるだけとなっていて、10分程度でうな重が提供されます。
高級な食材であるウナギを、テクノロジーを使って、リーズナブルに美味しく提供していますので、従前の飲食店にありがちな、人件費圧縮による厳しい労働環境から生まれるリーズナブルな提供とは一線を画している様に思えます。
そんなわけで、「串打ち3年、裂き8年、焼き一生」といわれていましたが、はるか昔の言い伝えになってしまっていますね。
本日は、ここまで。お付き合いいただき、有難うございました。