003「賢く貯める」について考える
いま、あなたの心の中には、どの様な音楽が流れていますか。
今回は、前回からの続きで、「どうやって貯めるのか?」について考えてみたいと思います。
「貯める」とは、「溜める」となります。
そしてその意味は、「少しずつ集めて量をふやす。集めたものを減らさずに取っておく。集めたくわえる。」となります。
「どうやって貯めるのか?」
「貯める」とは、得たものから可能な限り減少することを抑えていくことなのかなぁと思います。
給与等の収入があり、衣食住にかかる費用を賄って、さらに趣味や自己啓発などの将来への投資などの出費などを差し引いたうえで手元に残るものが積み重なって「貯める」になると思います。
これが、例えばパチンコや競馬、競輪などのギャンブルやギャンブル性の強いもので得た収益は「貯める」とは言わないと思います。
さらに「貯める」の極意は、「勝手に増やす」にあると言われています。
おまけに「勝手に引き出すことが出来ない」のが最良だと思われます。
「勝手に増やす」には、知らず知らずのうちにと言うのがポイントだと思います。
例として、サラリーマンであれば、勤務する企業において「財形貯蓄」と言う制度を用意してくれているところがあります。
「財形貯蓄」とは、正式名称が「勤労者財産形成貯蓄制度」(勤務先と金融機関の契約)と言い、給与天引きによる貯蓄システムになります。
「財形貯蓄」には、3つの種類があります。
1つは「一般財形貯蓄」。
これは、貯めたお金の使途に制限がありません。また、原則3年間以上積み立てますが、1年経過後は自由に引き出すことが出来ます。
2つ目は「財形年金貯蓄」。
こちらは名称のとおり、老後の年金づくりを目的としていて、貯蓄開始は55歳未満という年齢制限があり、満60歳から年金として受け取ることが出来ます。
最後が「財形住宅貯蓄」。
こちらも名称のとおり、マイホーム建設・購入費用、増改築等のリフォーム費用のための貯蓄です。取得する住宅は、新築と中古のいずれも対象であり、戸建てかマンションかも問いませんが、原則5年以上の積み立てとなりますが、条件を満たす住宅を取得する場合は5年未満でも払い出しが可能です。こちらも貯蓄開始は55歳未満と年齢制限があります。
この「財形貯蓄」のメリットは、利子が非課税だったりしますが、デメリットは他の金融商品と比較して利率が低かったりします。
金利については、昨今の金利上昇を期待することも出来ます。
他にも、「財形持家転貸融資制度」と言う、比較的低金利で長期間の融資制度を利用する事が出来たりもします。
さらに、個人型確定拠出年金(iDeCo~イデコ)についても、制度上は勤務先の給与から天引きすることは認められていますが、勤務先にとっての事務負担が発生することから対応していない企業も多くあります。
ただ、その場合でも自身名義の預金口座から口座振替で掛金を自動引き落とすことも可能となっています。
他にも、金融機関によっては「積立投資」も可能となっています。
「積立投資」と言うと、新NISAによる「つみたてNISA」を思い浮かべる方も多いと思いますが、それに限らず、ある決まった金融商品を同じ頻度でコツコツと購入する投資方法となります。
よって、取り扱い金融機関によっては、株式や債券など、「つみたてNISA」では、決まった投資信託にのみ投資ができませんでしたが、自らの投資理念に基づいた投資を少額からスタートする事が出来ます。
積立投資のメリット、長期・時間分散によるリスクを抑えた運用ができる可能性があります。
ここまで3回にわたり、「賢く貯める」について考えてきました。
あくまでもワタシ個人の考え方です。
また、情報に誤りがあるかもしれません。
投資にあたっては、ご自身でご判断をお願い致します。
本日の1曲は、KinKi Kidsの「ボクの背中には羽根がある」です。
この曲は、松本隆さんが作詞されています。
詞の中には『ずっと君と生きてくんだね ボクの背中には羽根がある どんな夢もかなう気がする 君を抱いて空も飛べる 嘘じゃないよ 今、「幸福」に触ったみたい』とあります。
素敵だなぁと思います。
まぁ、先ほど改めて聴いてみて、ももクロの百田夏菜子さんが浮かんでしまいましたが笑
本日は、ここまで。お付き合いいただき、有難うございました。