
今週はFOMCと日銀金融政策決定会合
今週の注目は、FOMC(米連邦公開市場委員会)と日銀金融政策決定会合の様です。
特に、FOMCについては、利下げは決定的で、その利下げ幅が50bpなのか、25bpなのか、市場関係者(誰だよ?)の見方としては、50bp以外の利下げであれば、市場は落胆するといった見方もある様です。
さて、このFOMCが利下げする金利って、何を指しているのでしょうか?
それは、フェデラルファンドレート(FF)と呼ばれる金利をさします。
SMBC日興証券の用語解説には<連邦準備銀行(米国の中央銀行)に預け入れる無利息の準備金(フェデラル・ファンド)が不足している銀行が、他銀行に無担保で資金を借りるときに適用される金利を指します。FFレートが成立する市場をフェデラル・ファンド市場といい、日本のコール市場に相当します。米国の政策金利であり、FRB(連邦準備制度理事会)によって誘導目標が決められます。>とあります。
わかりました?
銀行間での資金の貸借の際に、使用される金利を指している様です。
資金需要の大きい銀行が、フェデラル・ファンド市場(FF市場)で資金を調達しようとする際に、景気が過熱していてFF金利が上昇すれば調達意欲が減退し、それにより市中への資金放出が減少し、さらに銀行からの資金調達が難しくなれば、市中の経済活動も鈍化していく事かなぁと思います。
よぉ~知らんけど笑
そのFOMCは、9月17日と18日に開催され、18日の会合終了後に決定した政策金利について公表されます。
日銀の金融政策決定会合は、9月18日と19日に開催されます。
日銀の政策金利といえば、昔は「公定歩合」だったのですが、ってこりゃ相当古いです笑
金融ビッグバンなどがあり、無担保コールレート(翌日物)の誘導目標や、日本銀行当座預金残高、マネタリーベースなど、低金利からゼロ金利、さらにはマイナス金利と異常な日本経済の低迷により、政策金利自体を変更してきました。
2024年3月からは、金融政策の枠組みを見直し政策金利を無担保コールレート(翌日物)とし、金融市場調節方針において、その誘導目標を定める事に変更されました。
7月30日と31日に開催された前回の金融政策決定会合では、政策金利の誘導目標を0~0.1%程度から0.25%程度に引き上げることを決定しました。
市場では、政策変更をある程度織り込んでいた様に思えますが、その後のドル円相場の急変、さらに米国の半導体関連銘柄の乱高下などの影響を受け、8月5日には日経平均株価は4400円を超える過去最大の下落幅を記録し、翌日には3200円を超える過去最大の上昇を記録したりしています。
今回の会合では、前回の政策変更を見極めるとして政策金利の変更が実施されないとの見方が大きくなっています。
また、前回の変更により市場の乱高下も決定の足かせになっているとも言われています。
さらに、自民党の総裁選挙も控えており、政策変更を実施するのは難しいとも言われています。
資産形成としての積立投資を行うにあたっては、日銀やFRBなどの中央銀行の金融政策は大きな影響を与えませんので、たとえ市場が大きく変動しても気にしない事かと思います。
ただまぁ、FRBは利下げ、日銀は利上げというように、景気動向と政策金利、さらには世界経済の動向などは、知らないよりは、知っている方が安心感が増すような気がしますね。
本日は、ここまで。お付き合いいただき、有難うございました。