テスラ、充電器部門を閉鎖
先日、幾つかのメディア等で報じられていたのが「テスラの充電器部門閉鎖、自動車業界に動揺」とした記事です。
テスラモーターズは、アメリカの電気自動車の大手企業です。
急速充電器「スーパーチャージャー」部門の従業員を突然解雇したとの事です。
報道では、急速充電器「スーパーチャージャー」部門の従業員を突然解雇したとされており、テスラのイーロン・マスクCEOが社内向けのメモで明らかにしたという事です。
「スーパーチャージャー」を担当する部門の幹部2人とチーム全員(500名)が退職するとの事で、全員が去ったため、部門も閉鎖を余儀なくされているようだとの事です。
さらに記事では、テスラは独自の北米充電規格(NACS)を持ち、充電網は競合する自動車メーカーにも開放すると表明し、ゼネラル・モーターズ(GM)などが顧客にテスラ充電網の利用を可能とする契約を結んだばかりで、動揺が広がっているとの事です。
また、トヨタ自動車やホンダ、日産自動車など日本勢も北米でNACSの採用を広げており、事業の今後の動向によっては日本メーカーのEV戦略に影響を与える可能性もある様です。
なお、マスク氏は同日、自身のXで「テスラはスーパーチャージャーのネットワークを拡大する計画だが、新規拠点の拡大ペースは遅く、(既存拠点の)100%稼働と拡大に重点を置く」とコメントしているそうです。
また、充電網の拡大が想定より遅れていることや、世界的なEV需要の減速を背景に今回のレイオフに踏み切った記事では伝えています。
テスラ減速には、低価格を武器とする中国のBYDを始めとする電気自動車メーカーの台頭があるかも知れません。
日本の自動車メーカーを巡る話題では、電気自動車の高価格や充電網の普及に時間を要していることなどから、日本メーカーが得意とするHV車が復権しているとの観測もあります。
ただ、北欧のスウェーデンは2030年以降のガソリン車・及びディーゼル車の新車販売を禁止するとしており、寒冷地でも電気自動車の普及が進んでいます。
東南アジアでは、中国メーカーの電気自動車が急速に普及しているとも言われています。
世界の趨勢は間違いなく電気自動車へと向かっていると思います。
本日は、ここまで。お付き合いいただき、有難うございました。