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固定観念は罪、先入観は悪

『固定観念は罪、先入観は悪』。
これは、野村克也氏の言葉です。
 
先日、とあるミーティングに参加している中で、参加者のお一人がこの言葉を引用していらっしゃいました。

その方の言い分は、組織体の中で成功体験のある者に限って柔軟な発想や考え方を受入れない事が多いということの例えとして使われていた様に思えます。
 
ちなみに、野村氏がどの様な意図で使っていたのか、幾つか著書や関連書籍を拝見した事がありますが、基本的には野球に関する戦略や戦術に対する考え方であると思います。

例えば、<このシチュエーションならバントだろう>、<内角が苦手だから振ってこないだろう>などと思い込み、決めつけると痛い目に遭うという、戒めと言う事の様です。
 
さて、“固定観念”とはなんでしょう?
辞書によれば「いつも頭から離れないで、その人の思考を拘束するような考え」とあります。

では、“先入観”とは?
コチラも辞書には「前もっていだいている固定的な観念。それによって自由な思考が妨げられる場合にいう。」とあります。
 
どちらも似た様な意味合いなのかも知れませんが、先入観は自身が見聞した経験によって作られるモノで、それが固まって固定観念となるのかなぁと思います。
 
戻って、ミーティング参加者の発言の趣旨である、成功体験のある者に限って柔軟な発想や考え方を受入れない事が多いと言うのは、とても理解できます。
 
別に、成功体験でなくとも、ご自身が社会人として育ってきた環境で習得したモノがベストと知らず知らずのうちに思い込んでいて、転職先で「前の会社では、、」的な発言をされる方も時折、見かけます。
 
この“固定観念”と“先入観”については、投資にも当てはまると思っています。

<投資は怖い>、<投資はお金持ちがすること>、<投資は悪>、<前に投信で損をした>など、投資にネガティブな印象を持たれている方は多いと思います。
 
正直なところ、しっかりとお金について知ることが出来れば、固定観念、先入観は払拭できると思いますし、その方がより将来の幅が広がる様な気がします。
 
ちなみに、“罪”と“悪”って、、、なんだぁ?
 
本日は、ここまで。お付き合いいただき、有難うございました。

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