002「賢く貯める」について考える
「賢く貯める」について考える。
今回は、前回の続きで、「なぜ貯めるのか?」について考えてみましょう。
まずは、貯めると言えば、お金ですね。
お金はたくさんあった方がいいに決まっているのですが、さりとて自宅の金庫に現金を保管しておくのは危険すぎます。
ではどうしましょうか?
銀行などの金融機関に預けるのが安心だと思いますが、それでも昨年3月のシリコンバレーバンク(SVB)の破綻や、リーマンショック、それ以前の北海道拓殖銀行、日本債券信用銀行、日本長期信用銀行などの破綻が記憶にあると思います。
金融機関が破綻しても、預金が全額戻ればいいのですが、金融機関が破綻したとき、場合によっては全額保全とならない事もあります。
その備えとして、ペイオフという制度があります。
これは、銀行などの金融機関が破綻した際に、預金の一部分について払い戻しを保証する制度となります。
預金の種類などにより条件がありますが、概ね元本1,000万円と利息部分のみが保証されています。
ペイオフ制度は、預金保険機構が金融機関から保険料として預金合計の一部を集めており、それが払い戻しの原資に充てられる制度となります。
と言う事で、金融機関の破綻の不安がないわけではないのですが、まぁ自宅に保管するよりは安心かと思います。
ちなみに金融機関が取扱う金融商品では、国債、投資信託、保険などがあります。
こちらも預金とは違いますので、投資元本が保証されているわけではありません。
まぁ、お金を守るとかの前に、原資となるお金を稼がなければなりません。
某企業のCM「はたらいて笑おう」という事ですね。
多くの人が、労働の“対価”として賃金というお金を貰っています。
もちろん自営業の方、農業をされている方などは、労働の“対価”ではなく、事業から得る収入が言葉の使い方として間違っているかもしれないのですが、事業収入が“対価”と言えるのではないかと思います。
ここにまた、ひとつのキーワードがあって、それが「アンペイドワーク」です。
例としては、育児・家事・介護など家事労働と言われるもの。
さらに、農業・畜産業などを手伝う家族の無償労働なども該当します。
いわゆる、時間と労力を費やして労働しても“対価”が支払われない労働と言う事です。
さらにヤングケアラー、子供たちの家庭内介護による学業、部活動、友人との交友に使う時間が削られることによる、子供の学力低下、孤独感など、これもまたひとつの社会的な問題なのかも知れません。
さて、貴重な時間と労力を使って稼いだお金を使うのは、「衣」「食」「住」となりますが、そもそも安定した「衣」「食」「住」の生活を継続するには、安定的な収入を得ることが最良とは思います。
そのためには、安定的収入を得られる仕事に就くことが近道なのかも知れません。
その上で安定的な生活を継続するには、セーフティーネットとしての貯蓄が必要なのだと思います。
もちろん、生命保険や共済などを利用し、少ない金額でリスクに備えることも必要です。
忙しく過ぎ行く日々の中で、どうやって貯めて行けば良いのでしょうか?
「どうやって貯めるのか?」について考えるのは、次の週の心だぁ(小沢昭一先生風)
本日の1曲は、CHAGE and ASKA の「LOVE SONG」です。
本日は、ここまで。お付き合いいただき、有難うございました。
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