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アセットマネジメントとインベストメントマネジメント
資産運用会社のことを『アセットマネジメント』とか、『インベストメントマネジメント』とか言います。
日本の資産運用会社ランキング(AUM)でも、トップが三菱UFJアセットマネジメントで、以下、野村アセットマネジメント、アセットマネジメントOne、大和アセットマネジメントと続きます。
偶然にも、すべての社名に“アセットマネジメント”がついています。
「Investment」を調べると<投資、出資、投資額、投下資本、地位や官職につけること、任命、叙任>などとなっています。
「Asset」には<資産、財産、資源、価値あるもの、利点、強み、役に立つもの、長所、美点>などとなっています。
「Management」には<管理、評価、分析、選択、改善、回避、統合、計画、調整、指揮、統制>など様々な要素がある様です。
さて、資産運用会社には“〇〇投信”としている企業もありますし、“〇〇投信投資顧問”や、“〇〇インベストメントマネジメント”と言うのもあります。
ちなみに、“投信”を英訳すると、単純には“Investment Trust”となります。
個別に少し調べると「JP投信」の英語名称は、「JP Asset Management Co.,Ltd.」、「セゾン投信」も、「SAISON ASSET MANAGEMENT CO.,LTD.」です。
「あおぞら投信」の英語名称は、「Aozora Investment Management Co.,Ltd.」となり、「フィデリティ投信」は、「FIL Investments (Japan) Limited」となります。
投資信託協会に加盟している正会員のうち、インベストメントを企業名称に使用しているのは122社中15社程度の様です。
投信を使用しているのは、20社程度の様です。
企業名称にアセットマネジメント等を使用しない企業も多くあります。
「ピクテ・ジャパン」、「ピムコジャパンリミテッド」、「PGIMジャパン」、「ブラックロック・ジャパン」、「フランクリン・テンプルトン・ジャパン」など、外資系企業が多い様ですね。
少し調べると「アセットマネジメント」は、「組織や個人などが所有する資産(アセット)を管理・運用することで、その価値を最大化することを目的とした活動」とする、インターネットでの記述があります。
「インベストメントマネジメント」は、「投資家から預かった資産を増やすために、経済や金融市場、企業などを調査・分析し、戦略を立てて投資運用を行う業務を指す」と記述があります。
個人的な印象ですが、少なくとも投資信託の運用を行うことは、アセットマネジメントより、インベストメントマネジメントの方が意味合いが近いかなぁと感じました。
ちなみに世界の資産運用会社のランキングは、BlackRock、 Vanguard Group、Fidelity Investments、State Street Globalとなっています。
本日は、ここまで。お付き合いいただき、有難うございました。