金融機関等のコンダクトリスク
コンダクトリスクとは、一般的には<行為(コンダクト)>にかかる<リスク>となり、<行為(コンダクト)>が顧客やステークホルダーの当然の期待から乖離する事による顧客等に不利益が生じるリスクと言われている様です。
コンダクトリスクについては、金融庁が「コンプライアンス・リスク管理基本方針」において取り上げたことで、多くの金融機関等などによる「顧客保護」、「市場の健全性」、「有効な競争」に対し、ネガティブな影響を及ぼす行為が行われるリスクと言えるかと思います。
法令遵守は何らかに依って立つ法令・法律が存在しそれらを遵守しないことにより金融機関等が法令違反として罰則、処分を受けるリスクであるのに対し、コンダクトリスクは形式的には法令に準拠しているが実質的に顧客等に不利益が生じるリスクとも言われています。
銀行や証券会社などによる金融商品の勧奨についても、法令等に抵触しなくても、顧客の本来のニーズに合わない金融商品を勧める事にも、コンダクトリスクに該当する可能性があるかもしれませんね。
少なくとも、金融機関等が勧める金融商品については、別の視線から見直してみる必要はあるかもしれませんね。
ではコンダクトリスクを意識した行動を求められることになると思います。
本日は、ここまで。お付き合いいただき、有難うございました。
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