十人十色を地で行くお話
人は自分が行動するときに、自分なりの経験則に基づいて、動こうとします。それは、本人にとって、まったく意識にも上らない自然な動作なのですが、他人から見れば、合理性の塊とみる人もいれば、無駄ばかり多い行動ととられるかもしれません。
なんでこんな話をしだしだしたかと言えば、郵便局で会社の住民税を納付しているときに感じたことが、だんだんと頭の中で発酵してしまい、一度言葉として記録したくなったからなんです。
中身としては、こんな感じです。
小規模の会社なので、住民税の納付自治体数は21か所です。
つまり、21枚の納付書を郵便局の窓口に持って行き、現金を添えて納付するということを、毎月繰り返しています。
私は、毎回納付書の向きを揃えて角も揃えて、ゼムクリップで止めて、公共料金の納付のための伝票を記入して、それと一緒に窓口に出しています。
暫くして、処理が終わり名前を呼ばれます。納付したことを証明するスタンプが押された納付書の半券が戻されます。
今日はここからが本題です。
1.納付書の半券を、向きを揃えて角もきちんと揃えて、ゼムクリップで止めて返す。
2.納付書の半券を、向きを揃えて角は適当に揃えてゼムクリップで止めて返す。
3.納付書の半券を、向きを揃えないまま角を揃えて、ゼムクリップで止めて返す。
4.納付書の半券を、向きを揃えてゼムクリップを止めることなしに、バラバラの状態で返す。
5.納付書の半券を、向きを揃えないまゼムクリップで止めることなしに、バラバラの状態で返す。
たったこれだけのことなのに、窓口の担当者によって、こんなも対応に差が出るのです。
まさに、「人それぞれ」ですね。
1~5、果たしてあなたならどんな行動を取るでしょうか。
文面でこう問いかけられれば、1番が圧倒的に多くなるとは思いますが、果たして実際はどうなのでしょうか。
人の行動を観察すると面白いとある人に言われたことが有りますが、まさにこのケースはそれにぴったり当てはまりました。
これで、頭の中の発酵した思いは、解消しました。
他にもいろいろなケースがあると思いますので、もし思い当たることが有ればお知らせください。待っています。