会社員から独立する時、準備したこと その3
先日公開した「会社員から独立する時、準備したこと」の続きです。
7,損益管理をして生活費が何とか稼げそうか確認する
前回の記事で「6,副業として本腰を入れる」ということをお伝えしました。最初のうちは売上を上げることが最優先だと思いますが、ある程度コンスタントに売上があがるようになってきたら、どれくらい利益がでているかある程度しっかり測定します。
月ごとに売上、費用を集計して、利益を計算します。私はネットショップ運営ですので、ショップ毎(楽天、Amazon、ヤフーショッピング・・・)の売上の集計、売れた商品に掛かった仕入れ原価、発送などに掛かる物流費用、広告宣伝費、人件費・業務委託費用、その他費用(例えば、利用しているソフトウェアのサブスク費用、梱包資材の費用など)を各項目ごとに集計して、利益を出します。
この集計、自分なりに型を作ってルーチン化するまでけっこう大変です。そもそも会計のことがよく分からない・・・となりがちです。とはいえ、ここを適当にしてしまうと、実際は赤字なのに売り続けてしまったり、実際に利益がでているのか分からないストレスも結構大きかったりしますので、分からないことはしっかり調べて定型化しましょう。簿記の知識があるとスムーズです。3級で十分なので簿記の勉強をするのも良いと思います。独立後は不可欠になりますので。
8,家族に独立の意志を伝える
さてここまでくると、月にいくら生活費に必要で、実際に事業の収益からそれをまかなうことができるかが明らかになりました。それを元に家族に、独立の意志をつたえましょう。具体的な数字を元に話をすると、説得しやすいかと思います。
結婚している場合は、妻(夫)にまず説明し、両親・義両親にも説明の機会を設けると良いと思います。
私の場合は、そもそも結婚する前からいずれは独立したいと言っていたので、実際に独立の意志を伝えたところ「やはり本当にするのか・・・」という反応で、それでも数字を元に何とかやっていけることを説明し、しぶしぶ了承されました(笑)
9,(意外と大事!?)しっかりと健康チェックをする
家族の了解がとれたら、あとは会社に退職の意志を・・という前に、ここが意外と大事!、健康のチェックです。
独自したら病気になっても何の保障もつきません。なので、独立前にちゃんと大きな病気がないことを確認したほうが良いと思うのです。
私は独立直前、37歳の時に初めて人間ドックを受けました。もし何か大きな病気があったら、その治療が終わるまでは組織に属していたほうが何かと安心ですからね(傷病休暇などの制度があるはずなので)。
結果としては、大きな問題はないことが確認できたので、ほっと一安心でした。ここまで準備ができたら、いざ独立です。ここまでで文章が長くなってしまったので、10,会社に退職の意志を伝える、11,退職までの過ごし方、12,晴れて独立!といったあたりは次回にしたいと思います!
ーーその4(最終回)を公開しました