弱った心身に効いた、人と人のつながり
先週末、私が住んでいる地域は台風6号が直撃していた。止まない暴風。さっしから吹き込む水。そして停電。
停電中に耐え難かったのは「停電の終わりが見えなかった」事だ。
最初はひたすら読書をしているのだが、2日ほど読書しているとだいぶ飽きてしまってしまっていた。スマホを触ろうにも、回復の見込みがない状況で操作する事はためらわれた。夜は真っ暗で、家にあるランタンだけで照らせる範囲には限界があり、本も読めなくなってしまった。しかも、熱がこもって、なかなか寝付けない…。
今回、最大1週間近く暴風警報が発令される予報もあった。暴風警報解除、復旧対応することを踏まえると、10日ほど電気使えない。考えるだけで気が遠くなった。
そんな時、知り合いの一家に助けを求めたら快く引き受けてくれて、4日半ほど私はそのお家に滞在していた。
一人では、読書とか掃除とかやることが限られる。でも、複数人いると、一緒に遊べる。会話ができる。一人でできることも、一緒にやることで新しい発見があったり、より楽しくなったり。この写真も、それぞれのアイディアや、持ち物をかき集めて実行されたもものだ。停電中、先が見えない不安を共に抱えながらも、今できることに目を向けられた。
今回の台風は、私にとってこれまでにない経験であった。そこで、同居生活、「人と人のつながり」が私に安心をもたらしてくれた。
分かち合いから生まれた共感と感動が、台風の不安を和らげてくれたのだ。
改めて、今回の台風中に滞在を受け入れてくれたみなさんに感謝。
そして、恩返しできるような人間として、精進していきたい。
最後に今回の台風で被害を受けられた地域の安全と復旧をお祈りします。