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フレームオーダー(納フレ編)

4月10日
フレームをオーダーした際に「4カ月位かかりそう」というお話でしたが一月を経過するとトントン拍子に話が進んでいき「だいぶ納期が早まりそうだ」ということになり…
その結果6月10日…
オーダーした日から数えて丁度2カ月で納フレされました!
当初の予定より納期が2カ月も早くなって、夏前に手元に届いたのはうれしい限りです!

Vivaloのオーダーフレーム(Di2専用)

トップチューブのデカールは本来であればもっとシートチューブ寄りになるはずでしたが、トップチューブ上のブレーキ穴にデカールが干渉してしまうということで前目にしました。
まぁこれはこれで良きかなという感じです笑

ラグ部分及びフォークとフレームのエンド部のみブラック塗装してもらいました。
エンド部の境界線はグラデーション塗装で塗分け
多少の仕様変更はあったものの、見た目に関しては100点満点と言わざるを得ない出来になりました!(親馬鹿)

納フレ後は幸運にも自分の時間が得られたので一気に組み立てました!
今までBMCで使用していたUltegra Di2のコンポを全移植!
クランクのみMageneのPES P505に変更しました!

完成車Ver

出来栄えに関しては非の打ちどころがなく、オーダーをした身からしたら感無量と言わざるを得ません笑
本当に素晴らしく美しい状態に仕上がったなと思います!(親馬鹿)

ファーストインプレッション

自転車は見るものではなくて乗るものです。
なので見た目に関しての話はここまで。。
ここからは実際に乗った感想を記述していきたいと思います。
ここでは最も語りたい内容である”剛性”に関しては最後に述べさせて頂きたいなと思います笑

①直進安定性について

今回のオーダーにあたり直進安定性向上のため以下のお願いをしていました。
・ヘッドチューブ角は現状維持
(現状ではヘッドチューブ角が寝気味で直進安定性は増しているが、ダンシング時に振りづらい欠点があった)
・チェーンステーを長め(410mm)に設定

実際はヘッドチューブ角はやや通常のモデル寄りに設定変更することになりましたが、それが本当に絶妙で「直進安定性は保たれつつ、ダンシングの振り辛さは言われないと気付かない」くらいな調整になりました。
フロントフォークはストレートフォークですが、変にクイックなところもなく安心してまっすぐに進んでくれます。

②振動吸収性について

本件につきましては特別要望は出していませんでした。
というよりも、今までフォークがカーボンフォークだったため、クロモリのストレートフォークになることで突き上げが厳しくなりそうだと警戒していました。
しかし、実際は可もなく不可もなくといった感じで、特にネガティブに感じることもなく乗れています。
細身のクロモリストレートフォークの見た目は私の憧れでもあったので、現状維持なだけでも十分満足です。

③剛性に関して

今回のオーダーにおいての本題です。
今回のオーダーにつきましては最大のテーマが「可能な限りの低剛性化」でした。
私の中での結論としましては「脚が最後まで持つフレームが一番速い」と結論づけていたため剛性過多のフレームは論外です。
そのため今回のオーダーでは以下の要望を出しています。
・チューブはKaisei4130Rチューブ(低剛性+軽量)
・チェーンステーを長めに(410mm)
今まで乗っていたOneByEsu JFF#501は新日鉄4130焼き入れパイプでした。
はたして、今回の要望を通してどのくらい低剛性化されたのでしょうか。

ファーストインプレッションとしては「硬い」という印象でした。
ハンドルを変えた影響で、ポジションがなかなかでないアクシデントもあり苦心していましたが、それを置いても踏み負ける印象があり速度に対しての脚の疲労感が強い感じがしました。
はっきり言ってしまえば期待外れと感じざるを得ない印象でした。

しかし、ポジションの試行錯誤と時間の経過と共に、段々とこのフレームが求めているものが分かってきました。

このフレームはペダルの回転の中でおいしい部分があるタイプでした。
具体的に言えば1時~3時の部分でしっかり踏んで、4時以降はしっかり抜くようにすると非常に良く進んでくれます。
この特性に気付いてからは、いつものコースで自己ベストを達成したり、Stravaでロングのコースを走ってもPR更新を多数達成したりするなど期待以上に走ってくれるようになりました。

本音を言えば、「自分の下手糞なペダリングに付き合ってくれるフレーム」が良かったのですが、現実としては「自分から合わせていく必要があるフレーム」となってしまいました(苦笑)

まとめ

フレームオーダーは当たり前の話ですが事前に出来上がりを試すことはできません。
そのため理屈ではこうなるだろうと思っても、本当にそうなる保証はないのです。
今回のオーダーに関して言っても、剛性に関しては予定通りという訳にはいきませんでした。
しかし、幸運だったのかとも思いますが出来上がってきたフレームは私に新しい世界を見せてくれていると感じています。
今までは「私に合わせてくれるフレーム」を求めていましたが、「フレームに合わせることでより力を発揮してくれるフレーム」が今のフレームです。
合わせる感覚、合わせる楽しさを今のフレームは語ってくれていると感じるのです。
思惑としては外れましたが、出来上がりは非常に満足できるフレームとなって幸運でした。
まだまだ付き合いはじめて日が浅い状態で、今後もっと色々な顔を見せてくれるはず。
これからもメインロードバイクとして末永く付き合い続けていきたいと思います。

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