今回のタイトル「Y」ですが、分かれ道のことを表してみました。今いろんな分かれ道が発生しています。今日は具体的な話ではなく、例えを重視してわざと展開します。
今、僕たちの目の前には二つの分かれ道AとBがあるとします。僕たちはずっとAという世界にいました。Bという世界の存在は知っていましたが、なかなかそちらに顔を出すことはためらっていました。しかし、あるときBの世界を覗き込まないとならない事態になりました。
Bの世界は思っていたよりも問題なく暮らせました。良いとは言えないまでも悪くはないという印象を持ちました。Bの世界にもともといる人たちは、ここぞとばかりにさらにその生活濃度を濃くしていきます。これまでSF映画のようにBの世界を見ていたAの世界の人たちには、実際に触れるものに感動を覚える人もいました。しかし、同じく「悪くはない」という感想にいきついきます。
さて時間は流れ、両方の世界があることが「体験」としてAの世界の人の記憶に刻まれました。
今、僕たちの目の前には二つの分かれ道AとBがあります。
Aに行っても一人ぼっちではありません。Bに行っても一人ぼっちではありません。どちらも世界は存在します。どちらも「悪くはない」のです。
どっちに進むか。
僕はとりあえず、「そんな時は面白そうな方」と答えてみようと思います。
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