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【News=速報】 映画『オズの魔法使』でドロシーがはいた「ルビーの靴」が競売に、落札は4億5000万円と予想(2024)

 1939年に公開されたミュージカル映画の名作『オズの魔法使(The Wizard of Oz)』で主演の米女優、ジュディ・ガーランド(Judy Garland)が履いた「ルビーの靴」が来月2024年12月2日、米競売会社ヘリテージ・オークションズがダラスで開催する競売にかけられることが分かった。現物は現在英国・ロンドンで公開されている。予想落札価格は最高300万ドル(約4億5000万円)とされている。AFPが報じた。(画像はAFPのニュース素材ではありません。noteに集うクリエイターの方のご好意で使わせていただいています)

★AFPBBNews

 靴はスパンコールで覆われ、リボンが付いたパンプスで、映画の小道具のひとつとして作られ、現存しているのは今回の出品物を含めて4足のみという。
 今回出品されるものは、1970年からコレクターが所有していた靴で。米ミネソタ州グランドラピッズにあるジュディ・ガーランド博物館に保管されていたが、2005年に忽然と消えた。
 米連邦捜査局(FBI)が捜索に関与し、2018年になってようやく発見された。
 AFPの報道によると、犯人として逮捕されたテリー・マーティン氏(76歳)は、靴が本物のルビーで覆われていると思い込み、犯行に及んだと供述しているという。
 今年2024年1月に執行猶予付きの禁錮刑を言い渡されている。

 映画『オズの魔法使』はヴィクター・フレミングの監督作品。音楽をハーバート・ストサートが、作曲(歌)をハロルド・アーレン、作詞をエドガー・イップ・ハーバーグが担当したミュージカル映画で、ドロシーが歌う「虹の彼方に(Over The Rainbow)」やグリンダが歌う「みんな出てらっしゃい(Come Out, Come Out)」など名曲ぞろいで大ヒット。
 巨額の制作費が災いして収益は少なかったが、評論家ウケが良く、1939年のアカデミー賞では作品賞を含む5部門にノミネートされ、作曲賞(ハーバート・ストサート)、歌曲賞(「虹の彼方に」)、特別賞(ジュディ・ガーランド)を受賞した。

 太平洋戦争直前だったため、日本では戦後の1954年になってようやく公開されている。

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