【News=速報】 1875年落成のガルニエ宮(パリ・オペラ座)が2027年半ばから改装のため2年間休館へ(2024)
フランスのパリ国立オペラ(Paris Opera)の公演会場のひとつで、「パリ・オペラ座」とも呼ばれる著名な歌劇場、ガルニエ宮(Palais Garnier)が2027年半ばから休館することが分かった。2年かけて改修工事をするという。パリ国立オペラがフランス時間2024年10月31日に発表したとフランス通信社(AFP)が報じた。改装工事は「舞台装置の近代化」か中心になるもよう。
★ガルニエ宮=gettyimages
★AFPBBNews
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ガルニエ宮は1875年に落成。内外装をネオ・バロック様式で建設しており、絢爛豪華な装飾で知られる。当時の最新の建設資材だった鉄をふんだんに使うことで2157席という巨大な劇場空間を可能にした。
新しいオペラ劇場として1989年に「オペラ・バスティーユ(Opera Bastille)」が完成し、以来ガルニエ宮では、バレエと小規模オペラ、管弦楽コンサートを中心とした運用を行うという演目の棲み分けが行われている。
ガルニエ宮に続いて、2030年半ばからは、オペラ・バスティーユも改装に着手。2年間の休館が予定されている。
両劇場の休館期間は、国内外の他の都市でも公演を行う見通しだという。
フランス会計検査院(Court of Accounts)が先週公表した報告書によると、2件の改装工事にかかる費用は、少なくとも2億ユーロ(約330億円)と見積もられている。現在進行中の調査に基いて更新される可能性もあるという。