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洗練度増す各シーン、夢や人生に関する哲学的な深みも…★劇評★【舞台=DREAM BOYS(2018)】

 昨年は上演されなかった舞台「DREAM BOYS」が帝国劇場に2年ぶりに帰って来た。大きな枠組みは維持しながらも、たぎる思いがさらに複雑に絡み合い、シーンごとの洗練度も飛躍的に増していて、鮮やかな変化を見せているのだ。主要キャストを担うKis-My-Ft2(キスマイフットツー)メンバーの玉森裕太、千賀健永、宮田俊哉の個々の表現者や人間としての成長が、これほどまでに役柄を進化、成長させるのか。演出のジャニー喜多川をはじめとしたスタッフ側の新しいものを積極的に取り込んでいく柔軟なクリエイティブな精神も手伝って、単なる青春の物語ではない、夢や人生に関する哲学的な深みも持った作品になっていた。
 舞台「DREAM BOYS」は9月6~30日に東京・丸の内の帝国劇場で上演される。

★舞台「DREAM BOYS」公式サイト
https://www.tohostage.com/dreamboys/

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