アクセラレータープログラムの裏側を紹介!tomonessさんに聞いてみた!
セブン銀行では、お客さまの「あったらいいな」を超え、ATMや金融の既成概念を超えたサービスを創出するため、様々な企業様と協業するアクセラレータープログラム(以下アクセラ)を実施しています。
今回、第7回目の採択企業様が決定!各社の代表とサポート社員に参加してもらい、アクセラの裏側を教えてもらいました!
【運命的な出会い】アクセラを知ったきっかけ
大竹さん:今考えると本当に運命的というか、セレンディピティを感じるんですが、SNSの広告だったんです笑 それまでセブン銀行の方に会ったこともなく、アクセラへの参加も検討したことはありませんでした。元々ラフベースで考えていた新サービスの構想に、「セブン銀行」というパズルがピタッとはまった気がして、応募するに至りました。
ー広告経由だったんですね!どの点がポイントだったんですか?
大竹さん:元々セブン銀行のATMはよく利用していたので、利便性は体感していました。それに加え、セブン&アイ・ホールディングスという国内大手グループ会社の一員であること、ほぼすべてのセブン‐イレブンにATMが置いてある点は魅力的でした。
自分たちの新ビジネス構想に照らした時に決め手だったのはセキュリティの高さ。「介護×セブン銀行」という、今までにない組み合わせで、高齢化大国である日本の課題解決ができるのでは、と考えました。
【会社自体に惚れ込んだ】サポータがtomonessを希望した理由
ー今回、セブン銀行側のサポーターはR・Kと長沢の二人が手を挙げたと伺いました。tomonessさんの企画のどこに惹かれたのか教えてください。
R・K:tomonessさんの、介護施設と家族を繋ぐコミュニケーションツールである「きずな」に惚れこみました。
介護施設と家族のコミュニケーションツールは、お手紙や電話などが一般的なように思いますが、手紙だと作成・封緘・情報伝達に時間がかかりますし、電話だとタイミングが合わず何度も折り返しをして、、と少し不便な部分もあるように感じています。
私の祖母が介護施設にお世話になっていたのですが、人手不足などでとにかくお忙しい介護施設の職員の方と、仕事をしている家族とのコミュニケーションにタイムラグがあり、家族が困っていたのが記憶に残っています。当時「きずな」があったら、両者にとってありがたい存在だっただろうと思いました。
長沢:私はアクセラの初回から参加しているのですが、その時から変わらない軸が「社会課題解決につながる企画であるか」ということ。今回の大竹さんの企画はまさに、と思ったのでサポーターに手を挙げました。また今回、R・Kさんはサポーター初チャレンジ、ということもあったのでR・Kさんのサポートの意味もありましたね笑
【サポーターの魅力・やりがいは?】
ーR・Kさんはサポーター初チャレンジとのことですが、チャレンジした理由を教えてください。
R・K:アクセラ自体は入社当時から知っていて、ずっとサポーターをやってみたいな、と思っていました。様々な業種の皆さんとコラボできるからこそ、当社だけでは思いつかない新しいサービスを生み出せる可能性がある。そんな可能性の広がりにワクワクしていました。
ただ当時は新規事業に携わったことがなかったので尻込みをしていました。
その後現在の部署に異動し、新規サービスの企画を経験し、アクセラでの活動も少しイメージできるようになったので立候補してみました。
ー逆に長沢さんは常連中の常連なんですね。それなりに時間も取られると思いますが、毎回参加される魅力を教えてください。
長沢:私はセブン・ラボという新規ビジネス創出や新技術のキャッチアップなどを担当する部門にいるのですが、元々の性質として新しいこと、面白いことを追い求めちゃうタチなんですよね笑 業務タスクと興味が直結しているというか。面白そうだな、と思うとすぐに食いついちゃいます。そういう意味ではアクセラは私にとって宝探しのような場所だと思っています。
【情熱×冷静×情熱】それぞれの印象
ーそれぞれの想いがつながってスタートしたプロジェクトだったんですね。約2か月、密度の濃いやり取りをされたと思いますがお互いの印象はどうでしたか?
大竹さん:R・Kさんは「情熱的」、長沢さんは「冷静沈着」。R・Kさんはどんなサービスがあったら本当に困っている人たちの助けになるか、どんどん発想を広げ、長沢さんはビジネスとして成立させるためにはどれを選択したらいいか絞っていくという別々の強みを持っている方たちだと思いました。まさにデザインシンキングの「発散」と「収束」、両方のフェーズを体現した二人だな、と。
R・K:大竹さんの印象は「熱い」です、って被ってしまいましたね笑 特にスタートしたばかりの時は、大竹さんが考えている介護業界の未来、課題など熱く教えていただきました。業界知識や課題理解がまだ浅い私たちの発言にも、真剣に意見を返してくださり、安心してディスカッションが進み、いわゆる心理的安全性がある場だったな、と思います。
長沢:「こういうことを解決したいんだ」というゴールや想いの軸がまったくブレない方だと思いました。書類選考当初は確かにラフ案ではありましたが、真剣に、本気でこの問題を解決したいという熱い想いが伝わり、サポーターとして安心感を覚えました。
【アドレナリン出まくり】忘れられない出来事
大竹さん:色々あるのですが一言でまとめると、とにかく「サポーターがすごかった」というのが一番印象に残っています。
1次選考ではサポーターがプレゼンをするので、応募企業側は口出しができません。私が感じている想いや課題感、業界の構造などを、どんどんキャッチアップしてくれました。その頭の良さや熱量にも感嘆しましたし、課題解決に使えそうな社内リソースや過去経験などもすぐに共有してくれる手厚さやスピード感にも驚きました、本当に「すごかった」です笑
R・K:採択が決定した瞬間ですね。外部公表前に社内で結果発表があったのですが、その日(金曜日)だけでなく、その週末もずっと興奮状態でアドレナリンが出まくりでした笑 1次選考のプレゼンも緊張して通ったときは嬉しかったですが、やっぱり採択決定の瞬間がダントツですね。早く大竹さんに伝えたい!!とウズウズしてました。
長沢:印象的とはちょっと違うのですが、改めて大切だなと思ったポイントでもいいですか?短い時間の中でビジネスモデルを構築し、それを他者に納得させるためにはお互いの気持ちや認識のすり合わせが本当に重要だなと思いました。
一方で、できない事ははっきりさせておくことも大切。これはできるかも、あれができるかも、を放置しておくと後ですれ違う原因にもなります。お互いができること、できない事をクリアにしていく事が大切です。
今回は当初からその点のすり合わせがスムーズだったのが、採択まで進んだポイントではないかと思います。
【今後の意気込みをどうぞ!】
ーまさに情熱と冷静さのバランスが取れたチームですね!最後に今後の意気込みを教えてください
大竹さん:10年以上介護にかかわってきた自分からすると、今回のサービスが出来上がれば業界そのものを助けるサービスになると考えています。準備段階で施設の方へのヒアリングもありましたが、皆さん協力的だったのがその証拠。私たちの人脈もフルに活用して、良いサービスを作れるように頑張りたいと思います!
R・K:採択=ゴール、ではなく始まりなんだ、と気を引き締めています。今後も現場ヒアリングなどを通じて本当に困っている方の課題をしっかりと把握し、解決していきたいです。
長沢:今までのお話しで伝わっていると思いますが、想いやコンセプトは十二分。あとはマネタイズの方法。きちんとビジネスとして成立しなければ継続的な社会課題解決の仕組みはできません。そのポイントを私自身はしっかりとみていきたいと思います。
ーお披露目を楽しみにしています!ありがとうございました。