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アクセラレータープログラムの裏側を紹介!TomoBizさんに聞いてみた!

セブン銀行では、お客さまの「あったらいいな」を超え、ATMや金融の既成概念を超えたサービスを創出するため、様々な企業様と協業するアクセラレータープログラム(以下アクセラ)を実施しています。

今回、第7回目の採択企業様が決定!各社の代表とサポート社員に参加してもらい、アクセラの裏側を教えてもらいました!



株式会社TomoBiz 代表取締役社長 崔(チェ)さん

株式会社TomoBiz
創業時から日本進出を希望している企業へのコンサルティング、翻訳・通訳などを実施しているが、現在は中小の小売店舗様向けの免税電子化サービス「リモタックス」などを開発・提供に特に注力している。

法改正はビジネスチャンスーアクセラ参加のきっかけ

ー改めてアクセラ採択決定、おめでとうございます。今回セブン銀行のアクセラに参加しようと思ったきっかけを教えてください。

チェさん:2026年に免税に関わる法律が大きく変わる予定です。今まで各店舗で免税手続きと免税された税金の還付を行っていましたが、税金の還付が出国時のみに変更になるのです。これはビジネスチャンスだと思い、新サービスを検討し始めた時に、以前セブン銀行社員の方から伺ったアクセラのことを思い出したのです。

「自分事化」の熱量がすごい、セブン銀行のサポーター社員

ー書類選考後はセブン銀行のサポーターが各企業さんと一緒に協業案をブラッシュアップします。TomoBizさんのサポートに手を挙げたのはR・Kと金子でした。二人の印象はどうでしたか?

左から TomoBiz:チェさん、セブン銀行:R・K、セブン銀行:金子

チェさん:R・Kさんの印象は、しっかり者。スケジュールや段取りもですが、ミーティングでもしっかりと情報を管理してくれて、まるでやや厳しめの秘書のようでした笑 金子さんの印象はアイデアが豊富な人。ミーティングで色々な発言をしても必ず何かフィードバックをくれる人ですね。

お二人に共通しているのは自分事化している熱量でした。こういったプログラムの場合、募集企業側は「サポート」の立ち位置なので、事務的になりがちだと思うんですが、二人は私の提案を「自分たちの提案」と言えるぐらいしっかりと理解し、より良くするためにセブン銀行側のリソースや情報をどう組み合わせれば良いか、真剣に考えてくれました。

R・K:ありがとうございます!当社アクセラの特徴でもあるのですが、応募があった企業の書類選考を行うのはサポーターがメインです。自分たちが興味がある企画・企業のサポートをできるので、最初の時点で興味がかなりある状態なんです。

金子:まさしく「自分事」として進めてきたので、チェさんにそう言ってもらえるのは本当に嬉しいです。選考プログラムは書類選考→1次選考→最終選考と進むのですが、この1次選考にも仕掛けがありまして。1次選考はサポーターがプレゼンを行うんです。だから企画の内容はもちろん、提案企業の強みは何か、どういった業界の話なのか、どういったシナジーが生まれるのかを理解できていないとプレゼンができないんです。

今回の「免税」という領域は私にとってもですが、多くのセブン銀行社員にとってもほぼ予備知識がない業界です。よって前提知識がない人たちに何を伝えれば理解してもらえるかはすごく悩みましたね。R・Kさんと最後の最後、プレゼンの直前まで、どうすればわかりやすく、興味をもってもらえるか、タイトルの文言までこだわりました。

R・K:3人で進めていく中で企画への愛着は日に日に増していたので、何としてもプレゼンで合格をつかみ取りたいと思い、必死に勉強しました。TomoBizさんも背負ってのプレゼンですから、いい意味でプレッシャーのあるプレゼンでした笑

辞退も考えていた!?サポーターの熱量で採択に至るまで

ー皆さんの団結の結果、今回採択となったわけですが、プロジェクトを進めていく中で、壁に感じたことはありましたか?

チェさん:壁というわけではないのですが、実はセブン銀行ATMでは硬貨が使えない、と言う話を聞いたときに辞退しようと思っていたんです。私が考えていた企画では硬貨の取り扱いが必要だったので。でも二人が「この案を辞退してしまうのは本当にもったいない、次回のMTGまでに代案を考えてきます」と。次のミーティングまでに1週間もなかったのに、すぐに代替案をまとめて話くれた時に、この人たちの熱量に応えたい、と私自身も本気になりましたね。

ー1度は辞退されようとしていたとは。サポーターとしてはどんな気持ちでした?

R・K:硬貨の取扱いについての認識相違が判明したのは、初回の打合せでした。まだ時間はありますし、断念するのはもう少し他の方法を考えてみてからでも遅くはないのでは、とお伝えしました。実は、チェさんの企画をサポートしたい、と思った理由が、学生時代に自身が経験した免税の還付手続きの煩雑さからでした。1件処理をするのにとても時間がかかるので、インバウンドが増加する中、耐えられないお店も出てくるだろうな、と。購入されたお客さまも、販売側にとってもメリットがある今回の企画が流れてしまうのは本当にもったいない、と内心思っていました。

金子:セブン銀行グループのサービスの中でATM受取という企業から個人への現金送金のサービスがあり、その中で硬貨返金についてのスキームもあります。これが転用できるのでは、とすぐにR・Kさんと代替案を検討しました。色々な人が気づいていない、当たり前となってしまっている「不便」がそこにあると思いました。セブン銀行のパーパスは”お客さまの「あったらいいな」を超えて、日常の未来を生みだし続ける。”なのですが、まさにあったらいいなを超えている、と感じていたのでぜひ一緒にやりたかった

チェさん:私たちのようなベンチャー企業はまさに「time ie money」、やらなければいけないことが多く、時間が本当に貴重です。応募時点ではまだ企画もラフ案だったので早めにストップする判断も重要、と思ったのですがお二人がすぐに代案をもって熱く説明してくれたことで私も覚悟が決まりました笑

社内の知見をフル活用、最速ルートのためのメンバーチェンジ

ー今後はサポーターがバトンタッチされると聞きました。理由を教えてください。

左からセブン銀行:稲垣、TomoBiz チェさん

稲垣:はい、私はアクセラには参加していなかったのですが、事業化を進めていくにあたりメンバーに入りました。セブン銀行にはアクセラ以外にも新規事業創出系のプログラムが複数あり、その中の1つで免税に関する企画を出していたんです。今回アクセラの中で近しい案件がある、ということで一緒に取り組んでいくことになりました。自分の企画はセブン銀行だけでは解決できず、継続検討となっていたので、その領域に強みを持つTomoBizさんとの出会いは本当に嬉しかったですね。

チェさん:お会いして知ったのですが、実は稲垣さんは同じ大学院(MBA)を修了していて。大学院で新規事業創出のゼミに入っていたり、大学時代に免税ビジネスについて考えていたり、と自分と重なる部分が多いだけでなく、同じ免税ビジネスの課題を見出していて、まさに運命の出会いだと思いました笑

稲垣:本当にびっくりしましたね笑 

今後の意気込みをどうぞ!

チェさん:稲垣さんが入ってくれてよりやるべきタスクが明確になったので、スピード感をもって進めていきます。いずれ免税ビジネスといえば「TomoBiz×セブン銀行」と呼ばれるようにしていきたいですね!

稲垣:大学院の時から免税ビジネスは社会的価値が高いと思っていました。政府も2030年の訪日外国人旅行者6千万人を目指す声明を出す中、旅行者も販売店も免税業務を行う方も、旅行にかかわる様々な人の不便を減らすことで、貢献ができるのではと考えています。まずは実装に向けてがんばります!

バトンは引き継がれ、事業化に向けて躍進中です!

ーみなさん、ありがとうございました!お披露目を楽しみにしています!

アクセラの裏側を少しだけお届けしましたが、いかがでしたか?セブン銀行のアクセラ、そしてサポート社員の様子が少しでも伝われば嬉しいです!


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