社内システム導入の成功率を上げるには?
社内システムの導入は、最近よく耳にする「DX」の一つです。DXと聞くと「大変そう」「難しそう」と感じる方も多いのではないでしょうか。DXに関する調査は多くありますが、どれも成功率は1割未満という結果が出ており、成功しにくいという現状があります。今回は、DXが成功しにくい原因から、成功させるために必要なことを考えてみたいと思います。
日本でDXが成功しにくい理由とは?
DXとは、IT技術を用いたシステムやツールの導入を通して、業務の効率化や仕組みの変革を行うことです。スムーズにDX化を進めることが難しい理由は、以下のことが考えられます。
「どうしたいか?」「何を改善したいか?」が定まっていない
DXに詳しい人材が不足しており、導入したものを活用しきれない
「一度作ったら変更できない」、「完璧なものを作らないといけない」と思っている
具体的な希望や目標を見据えていなければ成功は難しいでしょう。
DXのシステムやツールを導入しただけで満足してしまう例も多いのです。デジタル関係のものに抵抗を持つ方も少なからずいます。そのため、導入しても活用しきれず、思うような結果に繋げられていないこともあります。システムを発注するなら、「一回で完璧なものを作りたい」と考える方も多いのではないでしょうか。しかし、細かいところまで決めてから発注しようとすると時間がかかり、なかなか初めの一歩が踏み出せないものです。
さらに、経営陣や上司が必要性を認識していない場合は承認されづらいこともあるでしょう。「一度作ると変更できないのでは?」「従業員がシステムに慣れてくれるか?」「もし失敗したら掛けたお金が無駄になるのではないか?」という不安から敬遠することもあります。
DX導入に必要な心構えは、これ!
DXの導入は企業にとって新たなチャレンジであることが多く、上で触れたような不安がつきものです。そのため、一度で完璧を求めるのではなく、「トライ&エラーを繰り返してより良くしていこう」という心構えが大切です。
DXがうまくいかない原因の一つは、希望や目標が曖昧であることです。これらを明確にすることで、どんな状態を目指すべきかが見えてきます。
しかし、状況が変わればシステムやツールに求めるものも変わります。そう考えると、導入時にどんなに完璧なものを作ったとしても、いずれ改善するタイミングが来る可能性は高いですよね。それに伴って、希望や目標が変わることもあるでしょう。
そのため、最初に完璧を求めることよりも、状況に応じて迅速・柔軟に対応することの方が重要です。その時点でのゴールを見据えながらも、長期的な視点も持って取り組むといいでしょう。そのためには、同じ姿勢で取り組むことのできるパートナーを選ぶことが成功に近づけるポイントとなります。
お客様のチャレンジを継続的にサポートします
DX化に不可欠なのは、希望や目標を明確にしてチャレンジすること、そしてトライアンドエラーを継続しながら少しずつベストな状態に近づけていくことです。新しいことへのチャレンジには成功する保証はなく、すぐに結果が出るとも限りません。それでも「現状を変えたい」「チャレンジしたい」という企業様の力になりたいと、私たちは考えています。
■ トライアンドエラーの成功例
学生支援事業を行うお客様は、売上を増やすことを長期課題として考えていました。しかし、売上を増やすにはまず知ってもらう必要があると私たちは考え、「学生が見たくなる就活情報サイト」を提案しました。即効性のある施策ではありませんが、必要な一歩だとお客様もとらえたことで、一緒にチャレンジに踏み切りました。「今できるベスト」を繰り返しながら、現在も継続して施策を行っています。
このように、「システムを導入して終わり」ではなく、成果を見ながら継続的なサポートを行うことを大切にしています。一緒に考え続けることで、システム導入後の活用に不安のある場合でもサポートします。少人数の会社であるため、小回りの利く迅速な対応ができることも強みです。「大きいところに頼むのには抵抗がある」「まずは部署単位で少しずつ始めてみたい」というお客様にも寄り添います。
これからも、お客様が安心してチャレンジできるよう、心強いパートナーとしてともに前進し続けたいと考えています。
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