プログラマーということ
2016年4月7日 投稿
私はプログラマーです。
プログラミングをしてるのは、やっぱり楽しくて、特にいいアイデアが浮かんで、そいつの実装にチャレンジしてうまく行った時の気持ち良さってのはたまらないですよね。
技術の動向は常に気になります。
特に近年、いろんな技術、手法、フレームワーク、言語の新潮流があり、また流行り廃りがありと、めまぐるしいことこと上ないです。
最近で言えばモバイルアプリの開発。
iosはObjective-CからSwiftへ変わり、AndroidはJava。そして従来のWeb開発のノウハウを生かせるためのハイブリッドアプリが生まれ、WebフロントエンドのFlashの没落によってさらにJavascriptが脚光を浴び、そのためのフレームワークは乱立し、とめまぐるしいことこの上ない。ちなみになんとなくreactに落ち着きそうですがどうなることやら。。。
そういえば、数年前にはRuby on Rails風のMVCアーキテクチャを取り入れたrhodesなんていうモバイルアプリ向けフレームワークもありました。なかなかイケてて、実装もしやすく結構好んで使ってたんですが、モトローラに買収されてからは開発は停滞し、今では見る影もありません。弊社でもいくつかアプリを作ってたんですが全面書き直しするハメになりました。。。
私が大好きなRuby on Railsも10年が経ちもうすぐバージョン5がリリースされようとしています。少なくとも大きなメジャーアップデートはその歴史のまんま弊社では連れ添ってきました。
実は、会社を起業する直前まで、私はプログラミングという仕事から5年ほど遠ざかっていました。
最初のSIerでの最初の3年ほどはバリバリのプログラマだったんですが、それ以降は設計などの上流工程や顧客折衝がメインになり、転職したベンチャーではマネージャーに徹していました。だから前職で知り合った人には私がプログラミングできるなんて想像もできないと思います。
起業して当時まだ生まれたてのRuby on Railsを独学で会得して三ヶ月ほどでEコマースサイトをリリースしたのを皮切りにプログラマーとして再出発しました。(もちろん経営、営業、雑用もしながらですが)
参考になる情報リソースはほとんどなかったので、Webの情報だけでなく、少しでも関係のある書籍は片っ端から買いあさってぼろぼろになるまで読破しました。
痛いコードも誰かが指摘してくれるわけでもないので、それこそ試行錯誤の連続でした。でも、やはりプログラミングが楽しいという気持ちがなくなることはありませんでした。
私自身、「プログラマー」という心底楽しめる「顔」を持っていることは本当に幸せなことだなぁと改めて感じます。そして、仕事をお金をもらう手段としか考えられない人はきっととってもつらいんだろうなぁとも思ったりします。
「好きなことを仕事にする」
いうのは簡単で、巷にありふれた言葉だけれども、実現するのはなかなか難しいですよね。その人が秘めたポテンシャルを必ず引き出せるとも限らないし、そういう仕事に出会えるとも限らないですからね。
でも、やっぱりうちのメンバーにはそうであってほしい。
どうせやるなら楽しく仕事してほしい。
「金のために仕事する」なんて乾いた言葉しか言えないで、世の中の人の心を惹きつけることなんてできないと思うから。
チームの目標に胸を張って、「まかせといて!」と言って、各パートから参加してほしい。自分のためなんてチンケなことじゃなく、自分の得意なことを思いっきりみんなにひけらかして世の中を驚かせてほしい。
そしたら、きっと報酬はついてくるよ。
そう、報酬は目的じゃなくて結果にしたい。
楽しみながらしっかり報酬を手にしてみんなで笑顔で居続けたいよね。