誕生死を経験した私の職場復帰
今日は職場に挨拶に行ったので、私の仕事復帰について書こうと思う。
私について。
娘の病気について。
誕生死の体験について
まず、誕生死、一般的には死産をすると、出産したと同様に、8週間の産後休暇がもらえる。
私もこの体験をするまではわからなかったが、お腹の中で赤ちゃんは亡くなっているとはいえ、本当に出産するのである。生きている赤ちゃんを出産するのと同じ。今は、身体のことだけについて書くけれども、陣痛もくるし、悪露もある。後陣痛もあるし、産後の抜け毛もある。
だから、死産だから、と言って産んでいないわけではない。
まぁ、なので、8週間の産後休暇は、それはそれは必要だよなと思う。
でも、8週間で全てが回復するのか。
私にもそれはわからなかった。
でも、主治医の先生が、多く様々な患者さんを見ていたのでよくわかっていたようだった。
誕生死の場合、本当に産後が辛い。いるはずだった愛する我が子がいない。普通にあるはずだった育児休業はもちろんもらえない。いるはずだった愛する我が子がいなくて、苦しい悲しいのは、赤ちゃんが普通にいて育児をしているママより辛いのに、そこに休みはもらえない。職場では、1年半とか休むつもりで休みに入っているのに、復職しなくてはいけない。気まずくなる必要はないのに、人の目を気にしてしまう。どう顔を合わせていいかわからない。
1ヶ月検診のとき、産婦人科の主治医の先生が診断書を出してくださるとのことだったので、産後休暇を延ばしてもらうことに。
最初は1ヶ月半くらい延ばしてもらって、キリのいいタイミングで復帰しようとしてた。
でも、そこに本当に無理はないのかって、周りに言われ(主治医の先生や同じ仕事をしている友人など)、やっぱり病気休暇を合わせて休めるだけ休もう!そう決めた。
そう決めたら、気持ちが楽になった。
今、誕生死を経験したその日から4ヶ月半。ちょうど5回目の月命日を迎えた数日後に復帰する予定。
今日、職場に初めて挨拶に行った。
泣いてしまうだろうと思った。
泣いてしまった。
泣く必要なくても、勝手に涙が出てくる。
久しぶりの人の顔を見るだけで、言葉を交わさなくても涙が出る。
社交辞令の、
待ってるからね。
でも涙が溢れてくる。
元気そうでよかった。
と言われても涙が出てくる。
全員には会わなかったけど、やっぱり涙は出てくる。
前にここで働いていたときには妊婦だったな。
お腹に七奈ちゃんいたな。
そんなことがよぎるたびに涙が出てくる。
誤魔化して全く関係ない話をしていないと、常に流れてくる涙。
これ、本当に私、働けるのかな。
やらなきゃいけないから、やるし、たぶん泣いておかないと、いつまでも涙が溢れてきてしまうのだけど。
引き継ぎの日程を確認し、また来週2日間、再来週1日、職場に行くことになっている…。
無事に復帰できるだろうか。
いまはまだわからない。