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ワークライフバランス迷子になってない?
ワークライフバランスとは。がわからない(そもそも論)
内閣府によれば「仕事と生活の調和」を目指すこととされています。
ずいぶんと漠然としているように感じます。
「さ!今日からワークライフバランスのとれた生活をしましょう!」と言われても、どうしたらいいのかわかりません。
誰も「正しいバランス」の正解を教えてくれない
「バランスをとると、いい感じにものごとが進むんだなあ」ということは知っています。
真っ先に浮かぶのは
・栄養バランスのよい食事 ⇀ 体調がよくなる
・ホルモンバランスが乱れている ⇀ 整えると体調がよくなる
・機体のバランスが悪い ⇀ 整えると安定飛行できる
などでしょうか。
共通するのは、「そこに正解がある」ということです。
栄養バランスなら、栄養学の観点から、正解や目安があるでしょうし、機体のバランスには、航空力学の観点から正解があるでしょう。
でも、「ワークライフバランスの正解は?」の答えは、どこを探しても見つからないのです。
「私にとっての最適解」が見えない
ということは、「ワークライフバランスの実現」のためには、「自分にとっての正解」を、自ら考えて導き出さなければいけないということです。
そもそも、それをしないと何も始まらないといういうことですよね。
そこって、ちゃんと国民に伝わっていますか?
そして、それは実行されているのでしょうか。
少子化対策の問題とごっちゃになって議論されるために、「数字合わせのなんちゃって育休パパ」が生まれたり、「ワーママならこうあるべしのステレオ化」が見られたりするわけです。
自分だけのワークライフバランスを見つける方法
まずは「なんのしがらみもないとしたら、自分がどうしたいか」を突き詰めて考えてみることです。
次に「とはいえ、自分がしなければならないこと」を整理します。
この時点で、家族や勤め先のこと、子どもがいるならば、実家との関係や保育園についても考える必要があります。
「ワークとライフのバランスをどうとるか」の前に「ワークとライフのバランスをどうしたいのか」を考える機会や十分な時間をとることが「いい感じになる調和」の第一歩です。
まとめ
私がワークとライフのバランスを考え始めたのなんて、会社を辞めてからです。
今になって会社勤め当時の働き方をこの言葉にあてはめると、「ワーク&ワークで、ちょっとライフ」という感じだったと思います。
そして、それが自分にとっての最適解だと疑いませんでした。
でも結果、メンタルを崩し、大切な子どもたちを傷つけてしまいました。
もし当時、誰かが「本当にそれでいいの?」と立ち止まる機会を与えてくれていたら、何かがちがっていたのかなあと思います。
実現しなければいけないのは、「ワークライフバランスを実現できる社会」ではなく、「自分にとってのワークライフバランスを考え、口にだせる社会」ではないでしょうか。
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