ACVIを楽しんで待とう——脚元から考える編
ストーリーは何で行こうか…… やっぱりガチガチ重二かな。でもミッションによっては移動速度が重要なシーンも出るかもしれないし、近接武器が豊富になってることを合わせて考えるともっと軽い機体の方がいいか?
発売前のゲーム、特に気に入ってるシリーズ続編を待つ間、発売したらどんなプレイをするか計画を練るのは楽しいものだ。かくいう私もアセンブルに思いを巡らせて楽しんでいたが、新規プレイヤーにはその素地がないことに気が付いた。これはあまりに勿体ないので、ACシリーズで最も一般的(と思われる)なアセンブル方針について紹介することにする。
脚から組む
アセンブル(機体作成)をどこから始めるかには個人差があるが、最も機体性能に与える影響の大きい脚部から始めるのが分かりやすい。RPGの職業みたいなもんである。君はどの職業で始める?
なお一般に脚部によって決まるのは上半身と武装を合わせた積載重量、そこから火力と装甲の大まかな範囲。また運動性能、そこから機体速度、場合によっては可能なアクションの種類、特定の脚部でないと使い物にならない武器種が存在するケースもある。
二脚
スタンダードな直立二足歩行。走・攻・守にバランスがよく、ストレートにカッコいい。
中量二脚
中二。二脚のうち平均的な重量のもの。スタンダード・オブ・スタンダード。いわゆるガンダム系。PVの主役機「NIGHTFALL」も多分これ。
それなりの速度とそこそこの装甲を併せ持ち、特にこだわりがなければこれでいい、ソウルシリーズのロンソみたいな奴。初期機体もおおむね中二が与えられるし、HALのCMで有名なホワイトグリントもこれ。
軽量二脚
軽二。紙装甲、超高速。ロボットというより戦闘機に近い感覚になる。初心者にはお勧めできないやつ。見た目はガンダムバルバトスやブレイクブレイドの最初の方くらいか、それよりもうちょっと細身。
「ハイスピードロボアクションなんだからハイスピードじゃないとウソだろ!」って人は是非。豊富になった近接武器を使ってMECHIROをやりたい人にも。
重量二脚
重二。ドムみたいなやつ。ガチガチの重装甲と、最低限の機動力を併せ持つ。避けるとかいうのは不確実なのでドクトリンとしてよくないと思う。でも敵に機動力で主導権を握らせるのも駄目、そんな全点豪華主義のあなたに。
逆関節
逆脚。PS2時代まではくの字型の鳥脚で量産兵器っぽくニッチな需要を誇ったが、AC4からは関節を一個増やしてケモ脚化、グッとイケメンになった。
特徴はばねを活かしたジャンプ力の高さ。立体的な機動を活かして相手をかく乱できる。ACVIではソウルシリーズよろしくマップが立体的になったとのことなので、単純に移動の面でも便利かもしれない。
一方で旋回性能は低く防御にも穴があるため、振り回される側に回ると辛くなる面もある。
もう一つ、空中機動の派生から燃費がいい(ブースターを使った滞空が得意)=レーザー武器の扱いに長ける特色があったが、ACVから滞空し続けることのお株が四脚に移ったので、ACVIではあまり期待できない。
四脚
腰から放射状に4本の脚が生えていて、車高が低い。最も異形感が強く、キモカッコいいと一部の人に人気。
安定性能が高く、肩に担ぐキャノン系武器の扱いに長ける設定。本作ではスタッガーの登場により安定性能の重要度が上がっているはずなので、カテゴリとしてアッパーかもしれない。
機動力としては地上移動が高速だったり遅かったり、旋回性能に長けていたり遅かったり作品によってマチマチなので予想がつかないが、滞空力という点をACVから引き継いでいるので砲打撃戦とトップアタックの二枚看板でいくのかもしれない。
タンク
何に似てると言えばガンタンクだが、姿勢が低いのもあってずっとカッコいい(個人の感想です)。装・甲・守のバランスがよく、圧倒的な積載量から火力も最高峰である。火力と装甲で勝ってれば理論上ダメージレースで負けないでしょというのが長らくタンクの言い分だったが、今回ドリフトターンとかいうクッソかっこいいアクションが追加されたため、ガルパンよろしく爆走するタンクACを拝めるかもしれない。
おわりに
気になる脚は見つかっただろうか? 2,3気になっていれば楽しく悩めていいと思う。特に四脚で顕著だが、ナンバリング毎に性能がガラッと変わったりするのでACVIでの性能と全然違ってても怒らないでほしい。
気が向いたら武器と戦術編を書くかもしれないが、こっちはもっと環境が変わる(近接とかスタッガーとか)のが分かっているので意義が怪しい。